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2017年6月15日
いけないと言われたのに見てしまう私
ガイドブックに頼らずに、地元の人にお薦めを聞きながら周る旅は楽しい。 ※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。前回の旅(鳥取編)はこちら。 前の記事:「まさか鳥取でうどんを食べるとは〜地元の人頼りの旅in鳥取市〜」 人気記事:「「コーラと同じ量の砂糖が入った水は飲めたもんじゃない」は本当か」 > 個人サイト twitter ケッタマシーンでまわる!名古屋を周るならケッタ(自転車)が便利そうだ。駅近くのレンタル屋さんで借り、ついでに店員さんにオススメを聞く所からスタートした。
銀色すぎる名古屋駅前。
「ベタな所が好きなんですよね〜」とレンタル屋の店員さん。
さっそく、教わった目的地まで自転車を走らせる。整然とした広い車道の脇にはたくさん会社のビルが並んでいる。雰囲気は東京駅や日本橋あたりに似ているだろうか。
しばし進むと、名古屋のシンボルのテレビ塔が見えてきた。最初の目的地は、そのすぐ近くの複合施設だった。 お薦めスポット1:「オアシス21」の水の屋根かわった形の建物発見!
水のゆらめきが地下広場に反射してキレイ。
オアシス21は高速のバスターミナルや飲食店などが入った施設だそうだ。
なかでも見所は「水の宇宙船」と呼ばれる屋根部分。水が張られていて、上からも下からも眺めが楽しめるようになっている。 屋根部分にあがって間近にテレビ塔を臨むことができる。歩くところは床が透けてないので怖くない。
水がただ張られているのではなく、ゆったりと波打っている。その波紋が地下広場を歩く人を揺らめかせおもしろい。
逆に、下から見あげると今度はテレビ塔が揺らめいて見えるのだ。青空だったらなおキレイだっただろうなあ。 歩いてく人が揺らめいて魚みたいだ。無心になりたい時とかに来るといいかも。
次は近くを歩いてた女性にオススメを聞く。
次にオススメされたのは名古屋らしく、「ういろう」のお店。
三越やら松坂屋といったデパートや高級ブランド店がたちならぶ、銀座のようなエリアにあった。 雀おどり總本店はういろうのお店。1856年創業の老舗。
でも頼むのは「大島金時ミルククリームわらびきな粉氷」。でかい! (950円)
お薦めスポット2:老舗のういろう屋さんのかき氷通路に錦鯉が泳いじゃってるような落ち着いた雰囲気の店内。
そこで頼んだのは、年中食べられるという名物のかき氷だ。わらび餅や練乳など、ひとつ50円で色々トッピングができるのが良いと言っていた。私もここぞとばかりにトッピングする。 黒蜜×きなこの最強コンビがベースのかき氷。信玄餅を凍らせたものをミキサーしたかんじだ。そこにプルプルのわらび餅。うんまい!
やって来たのは、黒蜜がたっぷりとかかったかき氷。そこに自分できなこをふりかけ、一緒にいただく。氷は繊細で、音で表現するなら「シャワシャワ」。まるで粉雪のようにスッととけていく。
アイスやあんこを時折混ぜこみ、容赦無い甘味に身悶えしながら一気に平らげた。 帰りにういろうを一個おまけでくれる。嬉しい!
こちらの店員さんにも聞いてみよう。
お薦めスポット3:ナナちゃん人形の股下くぐりういろう屋さんがオススメしてくれたのは、名鉄名古屋駅にある6m10cmにもなる巨大マネキン・ナナちゃん。の、股下をくぐること。
むかし「ナナちゃんの股下をくぐるといいことがある」と聞き、それ以来通勤の際は必ず通るようにしているらしい。神社の鳥居のような感覚のようだ。 ナナちゃんの下を通ると縁起が良いそうです!
「上を見ちゃ駄目ですよ!」と言われてたけど、そう言われると見ちゃうよね。
上を見てはいけないのは、縁起が悪くなるとかではなく、ナナちゃんに申し訳ないかららしい。
しかし改めて忠告されると、逆にやってみたくなるもの。思い切って股をのぞいてみる。すると急に胸がドキドキして顔が熱くなってきた。変態か私は。もしくはナナちゃんの祟りかもしれない。 エアーでナナちゃんの股下くぐりをやってくれてた店員さん。上を見てはいけないのです。
その後しばしナナちゃんの股下を見ていたが、杖をついたおばあさんが一人通ったくらいだった。力説してくれた割にぜんぜん浸透していないのがおもしろい。
さあ、どんどんいこう。
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