マイルールを破った罰として、2018年4月までスキャルピングによるトレードを禁止(デイトレード・スイングトレードも禁止。要は投機的な取引の禁止。)したことはブログで報告済みですが、禁止したことで浮いた資金の使い道に困っていたんです。
FXの口座に残った資金を株の口座に移動させて、運用しようかとも思いましたが、日経平均株価が底堅く、買い場がなかなか来そうにもありません。
そんなときに、いつも使っているFX会社が新しくトルコリラ円の取り扱いを開始したとの知らせが来たので、良い機会だから試しにやってみようと思い、10,000通貨だけ保有することにしました。
スワップポイント目当ての長期運用
FXを昨年に再開してからは、スキャルピングがメインのトレードをしていましたが、以前はスワップポイント目当てで長期運用することもよくありました。
1年単位でポジションを持つこともありましたし、スワップポイントをもらいながら、ちょっと長めのスイングトレードをしたりもしました。
今回は、スイングトレードではなく、おそらく年単位で保有するポジションになると思います。
トルコに何かがあればすぐに逃げるとは思いますが(笑)。
こちらでは、トルコリラ円のことを少しだけ書いてありますので興味のある方はどうぞ。
トルコリラ円は高スワップ
私が使っているFX会社のトルコリラ円のスワップポイントは、だいたい100円前後(現在は110円)で推移しています。
トルコリラ円をロングで10,000通貨保有した場合、1日保有すると約100円、1年保有すると約36,500円です。
現在、FXの口座残高は30万円くらいなので、年利10%以上と考えたら悪くないですよね。何もなければですが。
ただ、スワップポイントは変動しますので、実際に1年間保有しても36,500円もらえるとは限りません。
というか、もらえない可能性の方が高いと思うようにしています。
というのも、私が使用しているFX会社は5月からトルコリラ円の取り扱いを始めたばかりなので、スワップポイント目当ての個人投資家を振り向かせるために、他のFX会社よりもスワップポイントを高めに設定しているような気がするからです。
ある程度の期間が経てば、徐々にスワップポイントを下げていき、他のFX会社と同じくらいになるか、それ以下になるのではないかと思っています。
これはあくまでも予想ですから、ずっと高スワップのままだったらFX会社に「ごめんなさい。そしてありがとう。」と言いたいと思います(笑)。
でも、そんなふうに予想して年間のスワップポイントを低めに計算していた方があとで落ち込まないでしょう?
トルコが抱えるリスク
トルコリラ円が高スワップで魅力的なのは間違いないのですが、高スワップなのはそれなりのリスクがあるからです。
それは、政治的・地政学的なリスクです。
他にも経済的なリスクやマイナー通貨ゆえの流動性の低さというリスクもあります。
ドル円に比べるとトルコリラ円は圧倒的に流動性が低いので、政治的・地政学的な混乱があった場合、値動きが荒くなってしまい、想定外の損失を被る可能性があります。
それに加え、アメリカのトランプ大統領の問題もあります。
この問題が深刻化してドル円が円高に振れた場合、トルコリラ円も円高に振れてしまいます。おそらくドル円以上の勢いで。
こういったリスクが表面化した場合、おそらく、えげつないほどの損失を被ることになると思います。
これからトルコリラ円を保有しようと考えている方は、トルコが抱えるリスクは仕方がないとして、トランプ大統領の問題が沈静化してから(しばらくは沈静化しないと思うけど)トルコリラ円を保有した方がいいかもしれませんね。
ただ、私の場合は10,000通貨(最大30,000通貨)程度の保有なので、取り返しのつかないほどの損失になることはありません。
なので、リスクは覚悟のうえでトルコリラ円をロングで長期保有しようと思います。
それに、相場というのは色んなリスクを抱えたまま推移していくものなので、相場に安全な時期なんてのは本当のところ無いんだろうと思っていますし。
まぁ、他人にお勧めすることは絶対にしない通貨ペアであることは間違いないですけど(笑)。
トルコリラ円は歴史的安値なのか
トルコリラ円の月足のチャートを見てみると下落の一途をたどっています。
2007年頃は100円近くあったものが、2017年6月現在は31円です。
その間に色々な政治的・地政学的な混乱があったので仕方がないのですが、それでも他の通貨に比べるとたいした戻りもなく下落しています。
現在のレートが歴史的な安値なのかどうかは、トルコリラ円がどこまで値を戻すのか確認してからでないと分からないと思います。
一時、28円台まで下落したトルコリラ円ですが、そこから反転上昇するのか、さらに下落していくのか注視したいと思います。
28円台の安値を抜けたら怖いなぁ。
下の記事は、トルコリラ円の月足チャートを分析して長期の予想をしたサブブログの記事です。
流動性の低い通貨のテクニカルは有効に機能しないことも多いのですが、興味のある方はどうぞ。
トルコリラ円の保有期間と損切りの目安
ちなみに、私は完全にスワップポイントが目当ての場合はほとんど年単位で保有し、損切りもあまりしません。
トルコリラ円の場合、もし下落して20円になったとしてもスワップポイントが1日80円くらいもらえる限りは損切りしないと思います(下落の理由にもよりますが)。
スワップポイントがもらえる限り為替差損が10万円発生したとしても3年くらい保有すればチャラになりますから。
昔、豪ドル円を3年間保有したのが最長だったと思いますが、今回のトルコリラ円で最長保有記録を更新できるといいのですが。
おそらくFXの短期売買禁止期間が終わる来年の4月頃には決済してそうですけど。
ただ、保有している間に10万円くらいの含み損を抱えた場合は、決済できずに保有を続けてしまうと思います(笑)。
来年の4月までに、おそらくは無いとは思いますが、トルコリラ円が20円になったら10,000通貨を追加で保有しますし、10円になったらさらに10,000通貨追加する予定です。
そうなった場合は、短期売買用の資金を別に用意しないといけません。
幸い株式投資に回す予定の余剰資金があるので、そちらから30万円ほど移動させて再開したいと思っています。
最後に言っておきたいと思いますが、もしトルコがデフォルトする予感がした場合や実際にした場合は、トルコリラ円を追加で保有することもしませんし、現在のポジションもすぐに決済します。
そのため、常にトルコの経済状況に注目していたいと思いますし、たまにブログにも書くことができたらと思っています。