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ヒアリ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ヒアリ

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ヒアリ
分類群 ハチ目 スズメバチ上科 アリ科
(Formicidae, Vespoidea, Hymenoptera)
学名 Solenopsis invicta
英名等 Red imported fire ant, RIFA
自然分布 南米
形態 ワーカーは多型で,体長2.5mm~6mm.体色は赤褐色,腹部が暗色.日本には同属の在来種トフシアリが生息する.
生息環境 草地など比較的開けた環境.
温度選好性:亜熱帯~暖温帯
繁殖生態 繁殖期:有翅虫は通年みられるが特に春・夏に多い.結婚飛行は春から晩秋まで行われる.
産仔数:約30~70個.
生態的特性 コロニーの社会的な構造は,主にGp-9遺伝子の対立遺伝子によって決定される.働きアリがB対立遺伝子をもつコロニーは一匹の女王アリからなるが,b対立遺伝子をもつコロニーは数匹の女王アリをもつ.マウンド状のアリ塚をつくる.3年で高さ約30cm,直径約60cmに達する.通常60~100m2のなわばりを持つ.
食性:雑食性.節足動物,トカゲなどの小型脊椎動物,甘露,樹液,花蜜,種子など.採餌活動はふつう単独で行われる.
侵入情報
国内移入分布 国内未定着 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元
侵入経路 アメリカでは1930年ごろにヒアリの侵入が確認され,船荷に伴って持ち込まれたと考えられている.近年,オーストラリア,ニュージーランド,マレーシア,台湾,中国南部など環太平洋諸国に急速に分布を拡大しているが,侵入経路は明らかになっていない.
侵入年代
影響 捕食,競合,駆逐.農業被害,刺傷による人の健康被害等.日本にはまだ侵入が確認されていないが,侵入・定着した場合は甚大な被害をもたらすと考えられる.
影響を受ける在来生物:在来アリ類など生物相
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に指定された.
防除方法 殺虫剤
問題点等
海外移入分布
備考
世界の侵略的外来種ワースト100
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