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 国会の委員会審議を打ち切る異例の手段で、政府・与党は「共謀罪」法案(組織的犯罪処罰法改正案)の採決強行に突き進んだ。「加計学園問題の追及逃れだ」「これでいいのか、公明党」――。野党からの非難を浴びながら夜通しの手続きを重ね、15日午前中に法案を成立させる見通しだ。

 15日午前4時半、参院本会議で出席議員による投票後、伊達忠一議長が手元の紙に目を落としながら宣言した。「本動議は可決されました」。委員会審議を飛ばす「中間報告」が認められた瞬間だった。

 有田芳生議員(民進)はこの後、議場の外で取材に対し「なぜ『中間報告』が必要なのか与党からは何の説明もない。数さえあれば何でもできる異様な事態だ」と憤った。

 参院本会議は「中間報告」の最…

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