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本と無線機の買い取り 川花書房(JA2FJG)

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先日のTS-850に続いて買取したまま保管してあったTS-930を引っ張り出してきました。

 

先日のTS-850に続いて買取したまま保管してあったTS-930を引っ張り出してきました。

 

 

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TS-930

 

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先日のTS-850に続いて買取したまま棚に保管してあったTS-930を引っ張り出してきました。
重量がありますので年寄りには堪えます。


AC電源からスピーカーまで内臓したオールインワンですが、重たいのが難点です。
TS-900の伝統を引継ぎ登場したケンウッドの高級機が、このTS-930Sで、以後TS-940,TS-950へと引き継がれていきます。


表示部は大型2色蛍光管を使用したデジタル6桁表示と赤い指標が移動するアナログ表示の2段構えになっています。


終段にモトローラのMRF-422×2を搭載し、30Vで駆動しているため、低歪みで、リニアリティーの高い電波を発射することができます。


また、IF SHIFTやWIDTHを一歩進めたSSBスロープチューンや、効きの良いIF NOTCHを実装し、混信対策も万全です。


取扱説明書

サービスマニュアル(英語)

例によってリンク先UPしておきます。

 

TS-930の特徴
 
パネルにアルミダイキャスを採用しているため質感が高く、高級感があります。
RFスピーチプロセッサーは、IN/OUTが調整できるタイプで、効きは大変良好です。 

MODEスイッチにあるTUNEポジションはAT TUNEのポジションで、ここで送信すると、チューニングを始めます。
最近の機械のように早くはありませんが、確実にチューニングしてくれます。
キャリアー調節が前面パネルにあるのは、とても使いやすくなっております。

 

1.TS-930は高ダイナミックレンジフロントエンド


ダイナミックレンジは100dB(IF帯域500Hz)を実現しております。

受信部フロントエンドには2SK125を8本使用し低NF、高ダイナミックレンジを実現。

2SK125は昔HFや50MHzの製作によく使用しました。

安価で性能のよいFETです。

 

2.ゼネカバの受信部

 

150KHz~30MHzを第1IF 44.93MHz.第2IF 8.83MHz,第3IF 445KHz,第4IF 100KHzの

クォドラブルコンバージョンでカバーしています。

 

3.混信除去機能


SSBスロープチューンは、Low/Highのカット量を単独で調整できますから、効果は絶大ですし、NOTCHの効きもすこぶる良好です。
CW関係では、AF TUNEとPITCHが良好です。
PITCHで好みのトーンに合わせ、その周波数にAF TUNEでオーディオ帯域のピークを調整します。
CW VBTは、オプションのCWフィルターのない時に効果があります。


4.低歪率送信部

 

モトローラのMRF-422をプッシュプルで使用し、低歪み、リニアリティー向上のため30Vで駆動しております。

他にオートアンテナチューナー、RFスピーチプロセッサーを内蔵しております。

 

電源を投入してみると特別問題はなさそうです。

 

各部の調整

 

メンテナンスにあたり2トーンジェネレーターを作ってみました。

これまではどんな小さくて簡単な基板も感光基板で作っておりましたが、マイクロウェーブも視力の衰えでやめ、基板を作る事がなかったので露光機等基板製作関連の機材は処分してしまいましたので、やむを得ず蛇の目基板にバラックで組み立ててみましたが、どうも蛇の目基板は苦手です。

 

周波数もどの位が適当なのかわからず、取り敢えず500Hzと1600Hz近辺にしておきます。

SSBハンドブック(CQ出版 1973年)によると

歪が少ないこと
2信号は高調波の関係にないこと
フィルタのパスバンド内で2信号の周波数間隔が広いこと
となっております。

 

せっかく作ったのですがWaveGeneをインストールしてからは不要となりました。
周波数とレベルが自由に変化できますので、こちらの方がはるかに使い易いです。

  

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スペアナ(R3361A)と周波数カウンター(TR5211B)を用意してBPF、基準周波数の較正、キャリアポイント、キャリアバランスの調整。

 

ひととおり調整を終えアンテナをつないで7MHzで少し運用してみましたが、オートアンテナチューナーも無事動作しておりますが、とにかく重いです。

私の場合しょっちゅう弄り回したりしますので、シャックの机の前には置かず元の位置に帰っていただきました。

 

 

 

 

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