第193回国会(常会)が、まもなく閉会となります。
 とにかく、”慣例破り”が慣例化した会期でした。
 以下7つです。備忘録として残します。

1.先入先出の国対慣例に反し、刑法改正案(閣47号、3月7日提出)より後に提出された共謀罪法案(閣64号、3月21日提出)を先に、審議入りさせた(衆議院本会議、4月6日)。

2.政府参考人の招致について、異議なし採決ではなく、起立採決の方法によって議決した(衆議院法務委員会、4月19日)。

3.政府参考人の常時出頭を求める議決を、起立採決の方法によって議決した(衆議院法務委員会、4月21日)。

4.参議院でも、3.の方法を、法案審査の初回冒頭で、挙手採決によって議決した(参議院法務委員会、5月30日)。

5.参議院で、与党会派(公明党)の法務委員長による「中間報告」を行った(参議院本会議、6月14日)。

6.衆議院、参議院が同日、同一人物の証人喚問を行った(予算委員会、3月23日)。

7.党首間討議(党首討論)が、一度も行われなかった。
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