潤目必須、閲覧注意。
ピストン・カップ4連覇を果たして絶好調、押しも押されもせぬ大スターのライトニング・マックーンも、老いと時代の変化には叶わない。
ピクサーによる『カーズ』シリーズの最新作『カーズ/クロスロード』では、ちょっとした無理がたたってマックーンが大クラッシュ。彼のメンターであるドック・ハドソン同様、事故をきっかけに一時的に第一線を退かなくてはならない事態に。
本作はどん底から現役復帰を目指すマックイーンが描かれていて、中年を泣かしにかかっていると言われています。そんな『カーズ/クロスロード』から「限界とは何か」を訴える最終予告が公開されました。
こちらの映像はDisney•Pixarより。
「これからは昔のようにはいかないぞ。スピードにおいても、あらゆることにおいても、だーー」「これが最後のチャンスなんだ。負けたらもう2度と戻ってこれないんだよ」
「失敗を恐れないで。チャンスが訪れないことを恐れてよ、あなたにはまだチャンスがあるじゃない」
「前のようには戻れない。時計の針は戻らないのだから」
「自分の終わりは自分で決める…!」
もうこの時点で涙目。筆者は『カーズ』と共に成長してきたようなものなので、マックイーンに自分を投影させちゃって客観的に見ていられません。
オリジナルが公開された2006年は筆者が社会人になりたての、まだ若さゆえの万能感から空回りしていたころ。でもマックイーン同様、仕事を通して横との繋がりやチームワークが大切であることを学びました。
『カーズ2』は、劇場公開は見逃したものの、今度は慣れない子育ていてんやわんやしていた頃に子供と一緒に鑑賞。ピクサーらしからぬ作品に面食らいましたが、子供を持つ親視点で見れば面白い、と視野を広げてもらいました。
そして来たる『クロスロード』。今後の人生やキャリアに不安を抱く今の状況を、マックイーンが体現しているーー。これを泣かずにどう見ろと!
予告の最後に「G指定」と言われてますが、予告の作り方からしてターゲットは明らかに中年。果たして子供は内容を理解した上で楽しめるのでしょうか…。
号泣覚悟でタオル必須な映画『カーズ/クロスロード』は7月15日から日本公開です。
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Image: ©Disney via YouTube
Source: YouTube
(中川真知子)