なにやら最近、この人の芸に対して放送倫理的なトコにクレームが投入されたそうですが、僕はここ最近は日本のお笑い鑑賞力がグンと向上してきたと思っていたので、すごく驚きました。
なにしろ「裸」+「おぼん」+「ひとりコント」で面白くなるというは全然思いつきませんでしたし、こういうのって灯台下暗し的な発明なので「うわっ!やられたなぁ」と感心したり、少し悔しかったりっていうのは分るのですが「子供の教育に良くない」とか「下品だ」みたいな話が発生するというのは、どうもピンと来なかったわけですね。
なんかこう、裸でおぼん一つ持っているだけなのに、ちっともイヤらしくないどころか、爽やかですらあるトコがこの人のすごさだなぁと思うというか、芸風的にはテツandトモと同じくらいの安心感とかNHK感(?)みたいなのを感じると思っていたので、むしろ「人はどんな状況でも堂々としていられる」という教育的な要素や、「明るくて礼儀正しければ裸でも何とかなる」という社会実験を見学しているような気がしていたので、おこられる要素が全然思いつきませんでしたよ。
もちろん、芸人さんなのでストレートに「芸がつまらない」とか「そもそも好きじゃない」という意見はあってしかるべきだと思うのだけど、元々「子供の教育」みたいなのは芸人さんの受け持ちじゃないような気もするっちゃするわけなんです。