東名高速事故 バスガイド「命を守れてよかった」
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愛知県の東名高速道路で反対車線に飛び出した乗用車が観光バスに衝突し、乗用車を運転していた男性が死亡、バスの乗客ら45人がけがをした事故で、バスガイドの女性が会見し、「『なぜこんなところに車が』と思った瞬間に衝突した」と当時の状況を振り返ったうえで、「乗客の命を守ることができてよかった」と今の心境を述べました。
今月10日、愛知県新城市の東名高速道路の上り線で、反対車線に飛び出した乗用車が観光バスと衝突し、乗用車を運転していた62歳の男性が死亡、バスに乗っていた45人が重軽傷を負いました。
バスの運転手の妻で、事故当時、運転席の隣に立っていたガイドの山本梅予さん(60)が14日、愛知県豊橋市で会見し、「車が飛んできたのに気付き、『なぜこんなところに車が』と思った瞬間に衝突した。現実ではないような気がした。車内で叫び声が上がり、夫の運転手は血だらけで、自分もけがをしていたが、乗客の皆さんが後ろの非常扉を開けて避難したりけがの処置をしてくれたりした」と当時の状況を振り返りました。
バスの運転歴が48年で、衝突の瞬間、ハンドルをとっさに切った夫については、「長年の経験から体に染みついたものだったと思う。ふだんから夫の運転には安心感があり、感謝の気持ちを伝えた」と話しました。
また、車内では3回、シートベルトの着用を呼びかけたということで、「乗客の皆さんがきちんと対応していただいたことがこの結果なので、感謝しています。夫とは常に『安全がいちばん』という意識をもっていた」と話しました。
そして最後に、「自分は特別なことをしておらず、ケガをした方にはおわびしたいが、乗客の命を守ることができてよかった」と、今の率直な心境を語りました。
バスの運転手の妻で、事故当時、運転席の隣に立っていたガイドの山本梅予さん(60)が14日、愛知県豊橋市で会見し、「車が飛んできたのに気付き、『なぜこんなところに車が』と思った瞬間に衝突した。現実ではないような気がした。車内で叫び声が上がり、夫の運転手は血だらけで、自分もけがをしていたが、乗客の皆さんが後ろの非常扉を開けて避難したりけがの処置をしてくれたりした」と当時の状況を振り返りました。
バスの運転歴が48年で、衝突の瞬間、ハンドルをとっさに切った夫については、「長年の経験から体に染みついたものだったと思う。ふだんから夫の運転には安心感があり、感謝の気持ちを伝えた」と話しました。
また、車内では3回、シートベルトの着用を呼びかけたということで、「乗客の皆さんがきちんと対応していただいたことがこの結果なので、感謝しています。夫とは常に『安全がいちばん』という意識をもっていた」と話しました。
そして最後に、「自分は特別なことをしておらず、ケガをした方にはおわびしたいが、乗客の命を守ることができてよかった」と、今の率直な心境を語りました。