ロンドン高層住宅で火災 多数のけが人

ロンドン高層住宅で火災 多数のけが人
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イギリス・ロンドンにある高層住宅で14日未明、火災があり、建物全体に広がって現在も燃えています。警察は多数のけが人が出ているとしているほか、地元メディアは内部にまだ取り残されている人がいるという情報を伝えています。
14日午前1時すぎ、ロンドン西部の20階以上ある高層住宅から火が出て、建物全体に燃え広がりました。消防車40台、消防隊員200人が消火活動にあたっていますが、4時間以上たった現在も燃え続けています。

警察によりますと、煙を吸うなどして多数のけが人が出ているということです。
地元メディアは建物の中にまだ取り残されている人がいるという情報を伝えています。

建物の周辺では外壁が崩れ落ちていて、近隣の住民が避難しているほか、市内の一部の地下鉄が運転を見合わせるなど影響も出ています。

日本の外務省によりますと、現時点では日本人の被害の情報は入っていないということです。

現地から送られてきた夜明け前の映像では、建物全体が炎に包まれ、火の粉が落ちていく様子が見えましたが、夜が明けると建物の外壁が真っ黒く焼け焦げ、多くの窓から白っぽい煙が上がっているのがわかるようになりました。

高層住宅の管理会社のホームページによりますと、建物は1974年に建築され、120世帯が入居できるということです。
また、現在は、外壁の工事や窓の取り付け、暖房システムの設置など大規模な改修工事が行われているということです。

外務省 現時点で日本人の被害情報なし

ロンドンの高層住宅の火災について、外務省の海外邦人安全課は「現時点では日本人の被害の情報は入っていない。現在、ロンドンの日本大使館を通じて詳しい情報を集めている」と話しています。