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【政治】

強行採決を絶対許すな 日比谷野音で5200人集会

共謀罪廃案のメッセージを掲げる参加者=13日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で

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 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案の廃案を目指す集会が十三日夜、東京・日比谷の野外音楽堂で開かれた。小雨がちらつく中、主催者発表で五千二百人が集まり「強行採決、絶対許すな」と声を上げた。

 与党は週内の法案採決を目指しており、国会は与野党の攻防で緊迫した状況にある。集会には、野党の党首ら国会議員も参加した。

 「もう黙っていられなくなった」と、一人で参加した東京都八王子市の伊東猛さん(77)。昨年四月に地元で護憲団体の「横山南九条の会」をつくり、活動を始めた。「共謀罪ができてしまえば、勉強会で五、六人集まっただけで適用されてしまうかも。市民運動がだめになってしまう」と不安を語った。

 日本国際ボランティアセンターで内戦が続く南スーダンの緊急支援を担当している今井高樹(たかき)さんは登壇し、「アフリカでは政府が電話を盗聴し、政権批判をさせず、言論を弾圧する国がある。日本もあまり違わない状況になってきた。法案は絶対に成立させてはならない」と訴えた。

 

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