[PR]

 フィリピンのアベリヤ大統領報道官は13日の会見で、過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う武装組織が南部ミンダナオ島マラウィで12日に住宅を襲い、民間人5人を射殺、8人を人質にしたと明らかにした。

 マラウィでは、ISの勢力拡大をめざす武装組織と比国軍が市街地で戦闘し、危険な状態が続いている。アベリヤ氏によると、住宅には当時、18人の市民がとどまっていた。ドアをノックする音を聞いて外に逃げた人のうち、5人が追いかけてきた武装勢力側に殺害され、ほかの5人は国軍側に救出されたという。

 マラウィでの民間人の犠牲は、確認されただけで26人。まだ約1千人が戦闘が続く市街地に取り残されているとされる。(ハノイ=鈴木暁子)

こんなニュースも