今回のお話〜妻が夫にキレる事例
6月11日(日)に、こんな番組があったことを知った。
〈妻が夫にキレる本当のワケ〉
夫にキレる妻と、妻のイライラの原因に気づかない夫。
今、夫婦のすれ違いが深刻化している。現在、日本では年間21万7千組、2分に1組のペースで離婚が成立。その7割が妻からの申し出だ。
なぜ妻は夫にキレるのか?
最新の研究から、男女の脳や身体の違いが、「共感」「記憶力」といった夫婦仲を左右する能力に影響を与えていることが明らかになった。お互いの違いを理解したうえで、絆を強めるための糸口を徹底的に探る!
(ソース)
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586908/index.html
まさにおれと妻の関係にどんぴしゃりとハマっていると感じた。
妻はおれに対して最近よくキレる。しかも現在進行形でキレている。
6月15日(木)夜中の1:00から再放送があることを知り、さっそく録画予約した。妻に一緒に見ようと話をした。
二人の今の関係性を客観的に見て、妻を理解して(あわよくばおれを理解してもらって。。)、関係性をよくしていくためにおれは何を気にしないといけないのかを考えたくて(これもあわよくば妻にも考えて欲しくて。。)。
おれは、昔みたいに仲良しになりたいのだ。最近とてつもなくぎくしゃくしているのがいやなのだ。ハゲそうだ。その状況を打開したいのだ。
なので今回は、その番組を二人で見る前に、妻がキレることとその言い分を振り返ってみるのと、おれの言い分を整理しておくことで、番組を見る前に気持ちを整理しておく。
妻がおれにキレること
まず最近妻にキレられたことを書き出す。あんまり書くとアレなので、3つに留める。
①会社鞄を玄関に置いていたとき
会社鞄は、おれの部屋に片付けることになっている。けど、夜中にタクシーで帰ってきて、疲れて玄関に鞄を置いたまま、リビングでソファに横になり、つい寝てしまい、夜中に目覚めて、鞄を玄関に置いたままおれだけ寝室に移動することがあった。
そんな翌日の朝。
おれ「おはよー(ねみー。。)」
妻「なんべん同じこと言わせんだよ!鞄は部屋に持ってけっつってんだよ!誰が部屋に持ってってると思ってんだ!」
机「バンバン!」
おれ「ご、ごめんなさい。(朝っぱらからそんな怒鳴るほどのことかよ…机バンバンて)」
②聞こえなくて聞き直したとき
妻が洗面所で片付けをしていた。おれはリビングにいたところ、おれの名を呼ぶ声となにか言っているのが聞こえる。
おれ行く。
おれ「はいはーい!呼んだー?」
妻「これやっといてねお願いね」
おれ「え、ごめんどれ?」
妻「これをあそこに片付けてっていったんだよ!なんでいちいち2回言わなきゃわかんねーんだよ!!」
おれ「聞こえてないし。それをどこに片付けるの、あそこってどこ?」
妻「あそこだよ!そんなこともわかんないのかよ!!全部私任せだからそんなこともわかんないんだ!もうほんとにいやだっっ!!」
洗面台「バンバンバン!」
③ソースがついた子どものズボンを手洗いしたとき
朝ごはんを食べていたとき子どもがズボンにソースをこぼした。
妻「ソース取れなくなるからすぐ手洗いしてくれる?今日は洗濯機〜」
おれ「はいはーい!」
(手洗いをしてソースがきちんと落ちたことを確認し、よかったと思い食卓に戻る)
おれ「洗ったよー、落ちたよー、よかった!ソースこぼさないようにお皿の上で食べるんだよ」
(妻、食事を終え、洗面所へ)
妻「なんで絞ってないんだよ!洗濯機回さないって言っただろうがよ!こんなこともわかんねーのかよ!!」
洗面台「ペチーン」
おれ「は?そんな怒鳴るほどのことかよ。」
妻「洗濯機回さないって言ったよね?言った、よねえ!?」
おれの腕「ペチーン」
妻の言い分
妻の言い分はこうだ。
私は!!
- 子どもが生まれてからいろんなことを我慢している
- 仕事は時間短勤務でセーブしてる。やりたい仕事もやりきる約束ができないものは断っている
- 毎日残業はできないから短時間でやりきらなきゃいけないからお昼を抜いたりするくらいだ
- こんな風に仕事をコントロールしているのはあなたと子どもたちのためだ
- 仕事の後は子どもたちを習い事に連れて行ったり、夕飯作って食べさせてお風呂入れて洗濯物取り込んで歯磨いて寝かしつけしている
- 朝は誰よりも早く起きて洗濯して朝食を欠かさず作ってってしている。欠かさずだ
- 自分の時間はほとんどない。自分のことをやる時間はほとんどない
それなのにあなたは!!
- 仕事は好きなだけしている
- 子どもたちが生まれる前と後でなにも変わらず生活している
- 好きな時に飲み会に行ったりしている
- 家事も育児もロクにしていない
- そのくせ、私に感謝の言葉もほとんどない
- 私ががんばることがあたりまえになっている
- 鞄をあるべき場所に片付けるとか、そんな当たり前なことすらできない
- 当たり前なことすらできないせいで自分に迷惑をかけている
- そのうえわたしの気持ちに寄り添おうとすらしてくれない
- 朝は上の空だし限られた話せる時間なのにちっとも聞いてない
おれの言い分
いやいやおれは!!
- 仕事を好きなだけしてるっていうけど遊んでるわけじゃないから
- 好きで帰りが遅いわけじゃないから
- 妻が飲み会の時はすべて調整して保育園お迎え対応だってしてる
- 自分の時間がないって言うけど、土日にでかけさせてあげてるでしょうが。おれが土日に出かけるのなんて、友人の結婚式くらいだから
- 家事も風呂洗ったり布団たたんだりしてる
- 育児も保育園の送りは毎日してる、土日でしてる
- 平日は出社時間をずらしたりしてる
- 誕生日とか母の日とか要所要所でありがとう言ってる
- 朝は上の空だっていうけど、あなたは毎日21時〜5時で8時間も寝てるじゃん、8時間寝たコンディションと一緒だと思わないでくれよ、保育園送って仕事行くだけすごいと思うのだけど
- 気持ちに寄り添うってこんだけ毎日キレられてたら反論もしたくなるでしょうが
ここまで書き出して思ったこと
ここまでざっと心に移りゆくもやもやを文字に起こしてみて、妻は大変なんだなと改めて思う。いつも時間と戦ってるんだな。
朝は自分の出社時間までに、家のこと、子どもたちのことをやりきること、仕事は退社時間までに仕事を終わらせきること、帰ったら子どもたちが寝る時間までに、すべてのことをやりきること。
すべて時間内でやりきるために、いろんな工夫を凝らして、ときに体に鞭打って加速させてやっているんだ。
それを認めて欲しいんだなたぶん。
そして、その一連の流れを、決められたことをしないおれみたいな人間に煩わされるとキレちゃうんだな。たぶん。コップの水みたいに。
そして時間に縛られない働き方をしていて、夜の縛りもないおれと言う人間をずるいと、自分はこんなに大変なのにと思ってしまうんだな。たぶん。
妻に寄り添おう。
なんかそんなふうに思った。おれができないことを妻はしている。
そして、あわよくば、あわよくばだけど、、すこしはおれの大変さもわかってほしい。遊んでるわけじゃないんすよ。。まじで。。
続く