壊れてしまった送水口への気持ちのやり場がない
ここまで送水口を猫として見てしまうと、壊れてしまっている送水口とどういう気持ちで向き合えばいいのか。
かわいそうに、直してあげなくては、と思うか、これはこれとして愛でていくのか、まだ結論が出ていない。
かわいそうに、直してあげなくては、と思うか、これはこれとして愛でていくのか、まだ結論が出ていない。
どう見ても猫。
猫に見えるタイプの送水口がある。
猫に見えないタイプの送水口もある。 猫に見えるかどうかで送水口を分類してみよう。
トルー(とるー)
1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。前の記事:「「なんか見ちゃうもの」の最高峰は「沸騰」でした」 人気記事:「一番棒から落ちやすいアイスはあいすまんじゅう 〜棒アイス 棒にしがみつき選手権」 外出中、妻が不意に「あれ猫に見える」と言った。
何を言っているんだと思って見たら確かに猫だ。 「にゃー」
こういう猫。耳とひげは各自頭の中で用意しよう。
一度見えたらもう猫にしか見えなくなってきた。
送水口を猫っぽさで分類してみよう 1.どう見ても猫「にゃー」
冒頭の送水口と同じく、かなり猫に見えるタイプのものである。
かわいい。 今やこれと目があうとニヤッとしてしまう。 口の左端を持ち上げ、少し笑う猫。
目が緑色なので、多分外国の猫。面長だ。
草の影の猫。
二匹並んだ猫。連結送水菅の猫とスプリンクラー設備の猫らしい。
たくさん見つかった。
意識して歩くとバンバン見つかるので驚いた。
そんなところも生き物っぽい。 まつげのない猫(左)と、まつげのある猫(右)に分かれるみたいである。
あと、壊れていなければ猫だったのに、という送水口もあって、痛める必要のない胸を痛めた。
「ああああ…」と嘆きながら写真を撮った。
2.なんとか猫に見える1で目を慣らしておけばいけるかもしれない、という送水口がこちらである。
「にゃー」
こういうことだ。
「にゃー」と書いたし、なんとか猫に見えるんじゃないだろうか。
目が離れているのでシュモクザメに見えそうになるが、口が猫なので猫である。 二匹並んで。
壁から出ているタイプももちろんある。
これもたくさんあった。
右下の送水口がまた壊れていて、「猫」になんとか片手だけでしがみついている格好となっている。
ちょっと風が吹けば谷底に落ちていってしまうだろう。 がんばれ! がんばれ!
これは、頭の平らな猫(左)と、頭のまるい猫(右)に分かれるようだ。
頭のまるい猫の方が性格が良さそう。
3.猫には見えないかなりこちらから歩み寄って猫だ猫だと言ってきたが、これはもうどうしたって猫には見えないというタイプの送水口もある。
「にゃー」
「にゃー」と書いても全く猫に見えない。
努力してもどうにもならない時があるのだ。 残酷な真理である。 いろいろな形の、猫に見えない送水口。
送水口を分類するとしたら、この中にいくつかのカテゴリーがあるのかもしれないが、「全く猫に見えない」という点においてこの送水口たちは一つのカテゴリーである。
同部屋になってしまって皆不満かもしれないが、ここはそういうアパートなのでどうか仲良くやっていただきたい。 まとめ以上、「猫に見える」「なんとか猫に見える」「猫に見えない」この3カテゴリーである。
送水口の種類ってきっと色々あるのだろうけど、猫に見えるかどうかで分類するとシンプルでいい。 ちなみに、今回観察した送水口は55個。 内訳はこんな感じである。 なんと3カテゴリーの勢力が拮抗している。
個人的には赤色で表した、猫に見える送水口が増えたら嬉しい。
ただ、送水口自体には詳しくないので、あの形がどういった特徴を持つ送水口なのかは分からないのだ。 分からないが頑張って欲しい。 応援している。 この形を支持します。
壊れてしまった送水口への気持ちのやり場がない
ここまで送水口を猫として見てしまうと、壊れてしまっている送水口とどういう気持ちで向き合えばいいのか。
かわいそうに、直してあげなくては、と思うか、これはこれとして愛でていくのか、まだ結論が出ていない。 これはこれでかわいい気もする。
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