小早川遥平
2017年6月13日20時24分
学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市に獣医学部を新設する計画をめぐり、国家戦略特区に獣医学部新設を認める方針を決めた政府の特区諮問会議の前に、内閣府が今治市職員に会議当日の資料を渡していたことがわかった。内閣府は「全く不適切だった」と陳謝したが、野党は内閣府と同市が加計学園を前提に事前協議を重ねていたとみて、13日の国会で追及した。
民進党や共産党は同日の参院内閣委員会で、今治市が開示した職員の出張記録を示してただした。
記録には、特区諮問会議の前日の昨年11月8日、今治市職員が東京・永田町の庁舎で内閣府職員と協議したことが記載されていた。協議内容は黒塗りになっていたが、翌9日の特区諮問会議の議事次第や、追加の規制改革事項に関する配布資料が添付されていた。
共産党の田村智子氏は、事前に…
残り:412文字/全文:755文字
新着ニュース
あわせて読みたい