広島の新交通システム コンクリート片落下で運転見合わせ
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広島市の新交通システム、アストラムラインの軌道に、上を走る高速道路の高架橋からコンクリート片が剥がれ落ちているのが見つかり、アストラムラインは一部の区間でおよそ7時間にわたって運転を見合わせました。
広島市の新交通システム、アストラムラインを運行する広島高速交通などによりますと、13日の始発前の点検中に、作業員が、軌道の上にコンクリート片があるのを発見しました。
コンクリート片は撤去され、アストラムラインは始発から運転を始めましたが、その後、ネクスコ西日本が調べたところ、コンクリート片は上を走る広島自動車道の高架橋から剥がれ落ちていたことがわかったということです。
このため、アストラムラインは、午前7時前から長楽寺駅と広域公園前駅の間の上下線でおよそ7時間にわたって運転を見合わせ、多くの利用客に影響が出ました。
ネクスコ西日本によりますと、軌道上に落下していたコンクリート片は4つで、最も大きなもので10センチから15センチ四方、重さがおよそ1キロあり、軌道の下を走る県道にも複数、落下していたということです。
現場の高架橋は昭和60年に設置され、去年の定期点検では異常は無かったということで、ネクスコ西日本は、剥がれ落ちる危険性があるコンクリートを除去して落下防止用のネットを設置するとともに詳しい原因を調べています。
コンクリート片は撤去され、アストラムラインは始発から運転を始めましたが、その後、ネクスコ西日本が調べたところ、コンクリート片は上を走る広島自動車道の高架橋から剥がれ落ちていたことがわかったということです。
このため、アストラムラインは、午前7時前から長楽寺駅と広域公園前駅の間の上下線でおよそ7時間にわたって運転を見合わせ、多くの利用客に影響が出ました。
ネクスコ西日本によりますと、軌道上に落下していたコンクリート片は4つで、最も大きなもので10センチから15センチ四方、重さがおよそ1キロあり、軌道の下を走る県道にも複数、落下していたということです。
現場の高架橋は昭和60年に設置され、去年の定期点検では異常は無かったということで、ネクスコ西日本は、剥がれ落ちる危険性があるコンクリートを除去して落下防止用のネットを設置するとともに詳しい原因を調べています。
ネクスコ西日本が陳謝
コンクリート片の落下を受け、高架橋を管理するネクスコ西日本中国支社・保全サービス事業部の矢嶋尚彦部長が記者会見し「このような事故を起こし、通勤や通学などでアストラムラインや県道を利用していただいている方々に深くおわび申し上げます」と陳謝しました。
そのうえで、「現在、緊急の現地調査を進めるとともに復旧作業を急いでいる。今回の事態を重く受け止め、早急に原因究明を行うとともに、再発防止に取り組んでいきます」と話しました。
そのうえで、「現在、緊急の現地調査を進めるとともに復旧作業を急いでいる。今回の事態を重く受け止め、早急に原因究明を行うとともに、再発防止に取り組んでいきます」と話しました。
バスを待つ人の長い列
バスによる代替輸送が行われている長楽寺駅前には、バスを待つ人の長い列ができています。大学に向かう途中だったという男子学生は「きょうは試験だったのですが間に合わず困っています。いつも利用しているので、コンクリート片が落ちてきたと聞き怖いです」と話していました。
また母親を連れて娘の運動会に向かう途中だった30代の女性は、「せっかくの運動会でしたがしかたないです。バスもなかなか来ませんが待つしかありません」と話していました。
駅前では、日ざしが照りつける中、1時間以上並んでいるという人もいて、午前11時すぎには、女性が体調を崩し病院に搬送されたということです。
また母親を連れて娘の運動会に向かう途中だった30代の女性は、「せっかくの運動会でしたがしかたないです。バスもなかなか来ませんが待つしかありません」と話していました。
駅前では、日ざしが照りつける中、1時間以上並んでいるという人もいて、午前11時すぎには、女性が体調を崩し病院に搬送されたということです。