島田雪菜、織田記念国際陸上でハイテクACデビュー「自己新出す」
2017年4月28日9時0分 スポーツ報知
陸上の北海道ハイテクACに今春加入したルーキー島田雪菜(18)=福井・敦賀高出=が、29日の織田記念国際陸上(広島広域公園陸上競技場)女子100メートルでデビューする。昨年の日本ランク6位(高校生では2位)の11秒69のベスト記録を持つ島田は「織田では自己ベスト更新が目標。いいスタートを切って6月の日本選手権で11秒4台を目指したい」と意欲を見せた。
陸上は高校からだが、中学時代までのバレーボール経験で培ったバネを生かし成長。高校2年の全日本ユースでは200、400メートル2冠を獲得した万能型スプリンター。今春、北海道ハイテク専門学校に入学し、放課後に練習。今月中旬からは、米国遠征から帰国した福島千里(28)=札幌陸協=とも一緒に練習。課題のスタートダッシュでは「一緒にスタートしても、あっという間に前に行かれてしまう。瞬発力、技術を少しでも見習い、吸収していきたい」と教科書にするつもりだ。
中村宏之監督(71)は「まだ粗削りだが、バネを生かした推進力が素晴らしい。体をしっかり作り、日本のトップを目指させたい」と期待。来秋には故郷・福井で国体が開催される。「福島さんを目標にハイテクACで成長し来年国体で優勝、東京五輪を目指したい」と北の大地からの飛躍を誓った。(小林 聖孝)
◆島田 雪菜(しまだ・ゆきな)1998年12月17日、福井県生まれ。18歳。陸上は高校1年から。3年の高校総体200メートル5位、400メートル6位。国体100、400メートルとも2位。自己ベストは200メートル24秒17、400メートル54秒59。162センチ、52キロ。血液型A。家族は両親、兄。