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 8日に行われた英国総選挙で過半数議席を失った与党・保守党のメイ首相が12日夕(日本時間13日未明)、同党の議員総会に出席し、党所属の下院議員の前で首相を続投する考えを表明した。出席者から首相辞任や党首選の実施を求める声は出ず、メイ氏の即時辞任はひとまず回避された。

 英PA通信などによると、メイ氏は「この窮地を招いたのは私だ」と総選挙で安定多数を得られなかった責任を認めた上で、「ここから抜け出させるのも私だ」と発言。「皆さんが望む間は(首相として)仕える」と語ったという。

 メイ氏は、総選挙の結果が欧州連合(EU)からの強硬な離脱方針に対する拒絶だったとの指摘を受け、今後の離脱計画については党内の合意形成に努め、各派の意見に耳を傾けることに同意したという。

 また、下院で過半数を確保するため閣外協力の協議を続けている北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)が同性婚に反対するなど、保守党の立場と異なることに言及。ただ「DUPは、(同性愛者やトランスジェンダーら)LGBTの権利に関わる政策で影響力を持たない」などとして、連携に理解を求めたという。(ロンドン=渡辺志帆