こんにちは!料理研究家の五十嵐ゆかりです。
梅雨の晴れ間、アウトドアで飲み会をする機会が増えているのではないでしょうか?そんなアウトドアの飲み会や、普段の家飲みでも重宝するのが「乾き物」。でもちょっと買いすぎて、余ってしまうこともありますよね。
余らせた乾き物はそのまま食べるのもいいですが、実は、日本酒に漬けておくだけで、料理をグンとおいしくする食材に大変身するんです。
今回は、イカ、ほたての貝ひも、ジャーキー使ったアレンジレシピをご紹介します!
アレンジレシピの前に、まずは戻し方からご紹介。
乾き物の戻し方
材料:作りやすい分量
- お好みの乾き物…適量
- 日本酒(純米酒がおすすめ)…適量
作り方
- 密封容器に乾き物を入れ、日本酒をひたひたに注いで蓋をし、1時間おいたら完成!もっと味をなじませたいときは、冷蔵庫にひと晩おいてください。
※3日以内を目安に使い切りましょう。
日本酒で戻した乾き物はそのまま食べてもおいしいですが、ぜひとも料理に使ってほしいところです!アレンジレシピをご紹介します。
いかくんで作る海鮮ペペロンチーノ
下準備
- 「乾き物の戻し方」の通りにいかを日本酒で戻しておく。
材料:1人分
- スパゲッティ…100g
- にんにく…2かけ
- 輪切り唐辛子…小さじ1/3
- オリーブオイル…大さじ1
- スパゲッティの茹で汁…大さじ2
- いかを戻した日本酒…大さじ1
- 日本酒で戻したいか…10g
- 醤油…小さじ1
- 塩こしょう…適量
作り方
- にんにくは皮をむいて薄切りする。鍋にお湯を沸かして1%の塩を入れ、スパゲッティを袋の表示の時間より1分短く茹でる。茹で汁大さじ2はとっておく。
- フライパンににんにく、輪切り唐辛子、オリーブオイルを入れて中火で熱し、香り立つまで炒める。
- 2.にスパゲッティの茹で汁、いかを戻した日本酒を加えて混ぜて乳化させたら酒で戻したいか、スパゲッティ、醤油を加え、塩こしょうで味を調える。
いつものペペロンチーノがグンとおいしくなる一品です。
いかを戻した日本酒をそのまま使うことによって魚介の風味が加わり、味に深みがでますよ!醤油を少し入れると熟成の旨味が加わり、より一層おいしくなるんです。
ほたての貝ひもで本格クラムチャウダー
下準備
- 「乾き物の戻し方」の通りにほたての貝ひもを日本酒で戻しておく。
材料:1人分
- タマネギ…1/4個
- ベーコン…1枚
- オリーブオイル…小さじ1
- 日本酒で戻したほたての貝ひも…10g
- 水…100ml
- 顆粒コンソメ…小さじ1
- 牛乳…150ml
- ほたての貝ひもを戻した日本酒…小さじ2
- 塩こしょう…適量
- ドライパセリ…適量
作り方
- タマネギ、ベーコンはみじん切りする。日本酒で戻したほたての貝ひもは食べやすい長さに切る。
- 鍋にオリーブオイル、タマネギ、ベーコンを入れて中火で熱し、タマネギが透き通るまで炒める。
- 日本酒で戻した乾燥ほたて、水、顆粒コンソメを加え、煮立ったら中火のまま5分煮る。
- 牛乳、乾燥ほたてを戻した日本酒を加えて温め、塩こしょうで味を調えて器に盛り、ドライパセリをふる。
ほたての貝ひもから出るだしがよく効いていて、あさりやはまぐりのクラムチャウダーにも引けを取らないのでは!?と思うほど深い味わいです。
乾燥貝柱だと少々お値段が高いですが、おつまみの貝ひもなら気軽に使うことができますね!
肉の旨味が染み渡る! ビーフジャーキー入りポテトサラダ
下準備
- 「乾き物の戻し方」の通りにビーフジャーキーを日本酒で戻しておく。
材料:1人分
- ジャガイモ…1個
- タマネギ…1/6個
- 日本酒で戻したジャーキー…10g
- A マヨネーズ…大さじ1
- A 酢…小さじ1
- A 練りからし…小さじ1/3
- 塩こしょう…適量
作り方
- ジャガイモは皮をむいて一口サイズに切る。タマネギは薄切りして水に3分さらしたら水気を切る。日本酒で戻したジャーキーは、食べやすい大きさに切る。
- 耐熱ボウルにジャガイモを入れてラップをし、600Wのレンジで4〜5分ほど加熱したらつぶし、タマネギ、日本酒で戻したジャーキー、Aを加えて混ぜ、塩こしょうで味を調える。
- 器に盛り、お好みで練りからしを添える。
日本酒で戻したジャーキーはポテトサラダに加えることで、いつものベーコンやハムよりも、ニクニクしい食感がプラスされ食べ応えがあります。噛むたびにジャーキーの旨味が口いっぱいに広がっていきます。
練りからしを入れると味にパンチが加わりおつまみにもぴったりな1品になりますよ。
乾き物が余ってしまったときににおすすめのアレンジレシピをご紹介しました。食べきれずに余ってしまったおつまみがあったら、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
五十嵐ゆかり(管理栄養士・料理研究家)
1987年生まれ、千葉県出身。ゆるく気軽に取り入れられるグルテンフリーレシピや減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。魅力発信☆むつざわ未来ラボの一員としての出身地の千葉県長生郡睦沢町のPR、PAKUTASOフリー素材モデルとして福岡県大刀洗町のPRに携わるなど、地域活性化活動にも取り組んでいる。
著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。
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Twitter:https://twitter.com/igarashi_yukari
HP:http://foodcreativefactory.com/