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グーグル系、自社設計の自動運転車試験打ち切り

2017/6/13 12:40
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 【シリコンバレー=小川義也】米グーグルの自動運転車開発部門が独立したウェイモは12日、自社で設計したハンドルのない自動運転車のプロトタイプを使った公道試験を打ち切ると発表した。今後はフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)など提携する自動車大手の市販車をベースにした自動運転車の開発に集中する。

 ウェイモは2014年に「ファイアフライ(ホタル)」の愛称を持つ2人乗りのプロトタイプを発表。ハンドルだけでなく、アクセルペダルやブレーキペダルもない「完全自動運転車」として話題を呼んだ。

 当初の説明では2年間で約100台を生産する計画だったが、最終的に何台生産したかは不明。最高速度を時速25マイル(約40キロ)に制限するなど、もともと市販を想定した車両ではないが、自動運転システムの設計や改良に不可欠なデータの収集に貢献したという。

 今後はクライスラーのミニバン「パシフィカ」をベースにFCAと共同開発した自動運転車を600台まで増やし、カリフォルニア州やアリゾナ州などで実施している公道試験を拡大する。ウェイモは「量産車に集中することで、完全な自動運転技術をより多くの人々に、より早く届けることができる」としている。

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