10.5インチiPad Proを購入しましたので開封レビューとともに、新型のiPad Proの素晴らしさを紹介したいと思います!
iPad Pro 10.5はiPad Pro 9.7の事実上の後継機種となっており、ベゼル幅を狭くすることで本体サイズを抑えながら画面の拡大を図ったブラッシュアップモデルとなっており、6コアのA10 Fusionチップや4GBのRAM、さらに120HzのリフレッシュレートのProMotionテクノロジーに対応(これがマジでヌルヌル動いてすごい!)した広色域Retinaディスプレイを搭載するなど、まさにプロの名に相応しいiPadに仕上がっているように思います。
iPad Pro 10.5の開封レビュー!
今回、購入したのはシルバーの256GBのストレージ容量のものでWi-Fi+セルラーモデルで格安SIMなどを入れることで、どこでもiPad Proを使うことができるようになります!
パッケージと付属品
iPad Pro 10.5のパッケージは珍しく正面からのイメージがドンと印刷されています。やはりベゼル幅が狭くなったことをウリにしていきたいのでしょうね。
iPad Pro 9.7のパッケージと比較して、少しだけ大きくなっているのが分かります。
箱を開けると、iPad Pro 10.5がお出迎えです。
付属品は説明書が入った薄っぺらい箱、Lightning -USBケーブル、充電アダプタが入っています。
充電アダプタは10Wではなく12Wにアップグレードされていました。
これは12.9インチiPad Proと同じ容量となっており、バッテリー容量が27.91Whから30.4Whに増えていることからより強力な電源アダプタを同梱したのかもしれません。
iPad Pro 10.5 外観デザイン
iPad Pro 10.5はしっかりと保護シートで守られています。ビリビリっと剥がしていきますよ!
初期設定をして使える状態にします!
初期化完了です!
やっぱりベゼル幅が狭くてスタイリッシュになっていますね!パッと見でも違いが分かります。
画面サイズが大きくなった
iPad Pro 10.5はゼベルが狭くなり本体サイズも若干大きくなりました。
その代わり、画面が9.7インチ(2,048 x 1,536ピクセル)から10.5インチ(2,224 x 1,668ピクセル)に拡大され、よりプロとしての作業をしやすくなっています。
より反射しにくいディスプレイに
保護ガラスとディスプレイの隙間のさらに狭くなっており、より反射しにくいRetinaディスプレイに進化しています。 (左:iPad Pro 10.5、右:iPad Pro 9.7)
iPad Pro 10.5、iPad Pro 9.7、iPad(第5世代)の3モデルで光の反射具合を確かめてみました。
iPad(第5世代)の光の反射は酷いですね...。iPad Pro 9.7も反射しにくいディスプレイでしたが、iPad Pro 10.5はさらにその性能が向上しているようです。
第2世代に進化したTouch ID
第2世代のTouch IDです。
iPhone 6s/7と同じタイプのものになったことで、指紋認証のスピードが速くなり確実にiPadのロック解除が快適になりました。また、従来通りボタン式のホームボタンとなっており、iPhone 7のタッチセンサー式は見送られました。いつかはタッチセンサー式に置き換わるのかな。
背面(iSight)カメラは光学式手ぶれ補正付きに
背面カメラ(iSight)は1200万画素のイメージセンサーに光学式手ぶれ補正機能が搭載れ、さらにf/1.8の明るいレンズにクアッドLEDのTrue Toneフラッシュを搭載しました。これはiPhone 7と同等レベルのカメラ性能となっています。
iPad Pro 9.7よりも少しだけレンズが大きくなってしまったのがちょっと残念。
なお、セルラーモデルは白色のアンテナラインが入っています。
iPad Pro 9.7よりこのようなデザインになっており、iPad Pro(第1世代)やiPad Air 2などの旧モデルは樹脂のアンテナが搭載れていましたね。それに比べれば可愛らしいデザインになったので、良いと思います。
4スピーカーシステム
iPad Proの上部と下部にスピーカーが4つ搭載されています。
方向によって高音スピーカーと低音スピーカーが自動的に切り替わるので、どのスタイルでも良い音を再生することができます。これが9.7インチも12.9インチのiPad Proの共通機能となっています。
スピーカーグリルの穴が数が8個から7個と少なくなっています。
本体サイズが大きくなったのにどうして?ただ、iPad Pro 9.7と聴き比べてみるとiPad Pro 10.5の方が確実に音質は良くなっています。本体サイズが大きくなりスピーカーボックスも大型化されたのかもしれませんね。
10.5インチ向けのスマートキーボード
左サイドにはスマートキーボードを接続するためのSmart Connectorが搭載れています。
10.5インチ向けのスマートキーボードを装着します。
相変わらずモッコリしています。この設計、どうにかならないのかな。もう少しスマートにできないのかな。
手で持った印象としてはiPad Pro 9.7とそう大差ありません。手で持って比べないと大きくなったと分からないと思います。
キーボードスタイル。
10.5インチのスマートキーボードはキーピッチが17.5mmから18.5mmになったので、晴れてフルサイズキーボードと呼ぶことができるようになります。
今回はJIS配列のスマートキーボードを購入してみました。「英数」や「かな」で言語切り替えができるので切り替えはしやすいですが、JIS配列のキー配置がずれているのが使いにくい...。
背面から見るとこんな感じ。
iPad Pro 9.7と比較してみました。
9.7インチから10.5インチにディスプレイサイズが大きくなったことで、スマートキーボードのキー配列にも余裕が生まれたので、ちょっとした差ですが、非常に使いやすくなったと思います。10.5インチというサイズは絶妙なサイズなのではないでしょうか。
ちなみに10.5インチのスマートキーボードはiPad Pro 9.7にも使用することができるので、iPad Pro 9.7を使っていてフルサイズのキーボードを使用したい場合やJIS配列のキーボードを使いたい時に代用するのもアリだと思います。
A10X Fusionの性能が高すぎる!
iPad Pro 10.5に搭載されているA10X Fusionチップの性能をGeekbench 4で計測してみましたが、めちゃくちゃ速いです。
CPU性能 | iPad Pro 10.5 A10X Fusion 4GB RAM |
iPad Pro 9.7 A9X 2GB RAM |
---|---|---|
シングルコア | 3929 | 3002 |
マルチコア | 9230 | 5053 |
単純比較はできませんが、このスコアは13インチMacBook Pro 2017のIntelプロセッサよりも高い数字となっています。
GPU性能 | iPad Pro 10.5 A10X Fusion 4GB RAM |
iPad Pro 9.7 A9X 2GB RAM |
---|---|---|
Metal | 27749 | 14887 |
これだけ高性能のA10 Fusionチップですが、2017年秋にリリースされるiOS11ではiPad Proのマルチタスク機能が強化されるので、それに合わせたアップデートといってもいいのかもしれません。
まとめ:iPad Pro 10.5は画面が大きくなっただけではなく基本性能も大きく向上!
iPad Pro 10.5のディスプレイは画面が大きくなっただけではなく、120HzのリフレッシュレートのProMotionテクノロジーに対応しており、スクロールやアニメーションなどの動作がよりスムーズに滑らかに動きます。また、指の追従性も向上しており、そり直感的に操作することができるようになっています。
あまり期待していない機能でしたがここまで違いがあるとは思いませんでしたね。
ProMotionテクノロジーについてはまた改めて記事にしようかと思いますが、iPad Pro 10.5は画面が大きくなっただけではなく、ディスプレイの品質なども向上しているので、特にイラストを描いたりする人にとってはとても使いやすいiPadになっていると思います。