コラム
2000年4月18日のテレビ欄(出典:『テレパル』第9号・東版)

TOKIO松岡昌宏、サイコメトラーから東大卒の“エリートキャリア”に! “ノンキャリ”田中美佐子との名コンビ~2000年『ショカツ』より/懐かし番組表

2000年4月18日のテレビ欄(出典:『テレパル』第9号・東版)

地上デジタル放送化に伴い、テレビ番組表というものから遠ざかってしまった人もきっと数多いだろう。WEBメディア『テレビPABLO』では、そんな大人のためにかつての番組表を紐解きながらタイムトリップをお届けしたい。ウン年前の今日、夢中になって観ていたテレビは何だったのか? テレビ情報誌『テレパル』(小学館刊)の番組表と共に、当時の世相を振り返ってみよう――今日は2000年4月18日にタイムスリップ。

17年前の今日、2000年4月18日の『テレパル』番組表からはフジテレビ22時『ショカツ』をクローズアップする。現在は火曜21時台になった関西テレビ(現・カンテレ)制作のドラマ枠で、主演はTOKIOの松岡昌宏。

元警視庁警察官の佐竹一彦の警察小説『ショカツ Real police story』(角川書店刊)を原作に戸山田雅司らが脚本を担当、犯罪の現場を担当する警察署を指す「所轄=ショカツ」を舞台に、キャリアとノンキャリアの対照的な2人の刑事の姿を追い、警察組織の理想と現実を描いた。“キャリア”の松岡昌宏とコンビを組む“ノンキャリア”に田中美佐子。

1997年の『踊る大捜査線』(フジテレビ)まで一般視聴者があまり意識することのなかった警察という“組織”だったが、1999年には神奈川県警の不祥事が相次いで報道されるようになると警察組織そのものへの関心が高まっていた時期で、タイムリーな放送だった。

2000年4月18日『ショカツ』(フジテレビ)/好発進『CRISIS』につながる、事件だけではなく警察組織をえぐり出すカンテレ“警察ドラマ”の心意気

『ショカツ』(フジテレビ)/2000年4月18日のテレビ欄(出典:『テレパル』第9号・東版)

東大法学部卒、国家公務員I種という難関を突破した“キャリア”の羽村斗馬(松岡昌宏)は、幹部候補生の通り道として城南署刑事課に現場研修という形で配属される。そこで羽村とコンビを組むこと人なったのが、交通課・生活安全課からたたき上げて刑事になった“ノンキャリア”の九条彩乃(田中美佐子)だった。

九条は正義感と現場の勘を重視し、時には命令違反や捜査令状もなしに被疑者の自室を調べるなど型破り。そんな九条に、論理に忠実、組織捜査を重視する主義の羽村は戸惑い、反発を感じる。しかし、九条の捜査を間近に見ている中で、羽村は徐々に九条を信頼するようになっていく。

基本的に1話完結形式で、誤認逮捕、捜査ミスでの犯人取り逃がし、上層部の冷酷な判断、保身のための嘘、政治家との癒着……様々な警察組織の問題をえぐり出しながら物語は進み、終盤、九条の過去や城南所署長・鹿間(橋爪功)の謎が明らかに。最終回は12年後の城南署に新しいキャリアが配属されてくるところまで描かれた。

銀縁メガネにダークスーツのTOKIO松岡のちょっとこわばった表情がエリート然としていて、バラエティーでみせるやんちゃな姿と対照的。叩き上げの先輩刑事の田中美佐子は、8年前の『眠れない夜をかぞえて』(1992年TBS)ではトラウマを抱えたキャリア刑事を演じたり、1年前には『ママチャリ刑事』(1999年TBS)と“警察もの”には慣れた様子。どんな役どころでもピタッとはまるのはさすがだ。

さて、2000年と同じく今日は火曜日。21時スタートになったカンテレ制作ドラマ枠は、先週好調なスタートを切った『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』。ド派手なアクションが話題だが、こちらも警察組織の知られざる部分が描かれている。警察官を主人公にしながら、いわゆる“刑事ドラマ”のくくりとは一味違うのが、カンテレ制作の真骨頂なのである。

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コメント
  • みほ @mabomania

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コラムニスト

亀井徳明

亀井徳明

『テレパル』創刊準備のために編成された、テレビ局専門取材チーム「ISプレス」の元メンバー。各テレビ局ごとに担当がおり、毎日テレビ局の広報や宣伝部を拠点に局内を徘徊、情報収集。「その日に仕入れた情報はその日のうちに処理する」ことが宿命だったため事務所は“不夜城”となっていた。「テレビPABLO」では、その頃の経験に基づいた「懐かし番組」などを執筆中。現在はフリーで活動している。

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