“Ç”【大人の自由研究】70年代デンマーク官能映画｢サーカス・ポルノ｣

“Ç”【大人の自由研究】70年代デンマーク官能映画｢サーカス・ポルノ｣

サーカス・ポルノ(1975)
La foire aux sexes(1975)

監督:フィリス・クロンハウゼン、
エーベルハルト・クロンハウゼン
出演: Anne Bie Warburg,
Lone Gersel, Lizzy etc

評価:20点

デンマーク映画の暴力性について
研究しているブンブンですが、
先日論文指導教官から、
｢国民性｣を論じるのはナンセンスだ!
と言われ、ネタを絞るよう
告げられました。

そこで、日本のデンマーク映画研究
では言及されてない1950~1970年代
に目を向け、その中の1970年代
ポルノ映画を研究することにしました。

しかし、問題が1つあり、
ポルノ映画は低俗すぎて
VHSはもちろんDVDにすら
なっていないことが多く。
日本はもちろん、デンマークの
DVDショップから輸入しようとしても
作品が存在しないことが多い。

日本でも約20本のデンマーク製
ポルノ映画が公開され、
中でも｢バベットの晩餐会｣で
アカデミー賞を獲った
ガブリエル・アクセルの
ポルノ映画も
2本上映されているのだが
鑑賞は困難を極めている。

なるほど、鑑賞が難しいから
全然言及されてないのかと
俄然やる気が出てきました。

今回は、そんなデンマーク製
ポルノ映画｢サーカス・ポルノ｣
を鑑賞することに成功したので
感想を書いていく。
結構際どい内容なので、
この手の話が苦手な方は、
そっと画面を閉じてください。

｢サーカス・ポルノ｣あらすじ

とある田舎町にサーカスがやってきた!
ただ、このサーカス普通ではない!
カーマスートラも驚愕な
様々な体位を魅せてくる
｢性｣なサーカスだった…

｢死霊の盆踊り｣以下

｢死霊の盆踊り｣は、まだ
カップルが森に入ると
怪物に捕まって、
ダンスを魅せられるという
ストーリーがあった。

しかし、本作はただただ
サーカス・ポルノの演目を
魅せられるだけだ。

想田監督の観察映画ばりの
解説なきドキュメンタリー
タッチだ。

おぞましい演目たち

本作で観られるプレイは下記の通りだ。

・女体綱渡り
・女体ロープダンス
・犬の交尾
・車輪発情
・3P(ちんちん二刀流)
・モテモテ男爵
・裸体女、鳥女に襲われる
・女尻の整列
etc

とにかく卑猥な演目がずらりと!
それを嬉々と楽しむ観客が
映し出される。

公演が終わると、
演者が乱交騒ぎを開始と
とにかく野蛮な生活が
ジャズなサウンドに
合わせて展開されていく。
正直70分長く感じましたw

そんな｢サーカス・ポルノ｣
ですが見せ場もあります。

警察官が入ってくるところだ。
警察官が犬のプレイを観て、
｢動物虐待だ!｣と、
ポリスカーに犬を回収していく
シーンが最大の見せ場。

一匹の犬が興奮し、
ポリスの尻にかみつく。
警察官が｢ひぇ～｣と
退散すると、MCが
｢マダム、ムッシュー、
そして警察にわんちゃんよ
有難う!｣と
煽りパフォーマンスを
入れるのだがこの低俗感は
面白かったぞ。

ただ、こりゃVHSにもDVDにも
ならないな。
本作を観た場所もエロ動画サイト
SMART SEXTUBEだったので
あっ察しでした。
興味ある方は下記のリンクから
挑戦してみてネ☆
(｢サーカス・ポルノ｣を観る)

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