夏の北海道で絶景&グルメを楽しむおすすめ10エリア
夏ならではの魅力と楽しさがいっぱいの北海道。スケールの大きな風景に感動したり、美しい海で、山で特別な自然体験ができたり、グルメや知られざるSNS映えする絶景スポットまでいろいろ。しかも7~8月でも気温が20度程度の場所もあり、とっても過ごしやすい♪北海道の夏のおすすめ情報は要チェックです!
1.【富良野】美しい紫色が埋め尽くす丘。ラベンダー畑は7月が見頃
ラベンダー畑の景色を楽しめる「ファーム富田」。ここは美瑛(びえい)町から富良野市へ向かう途中の中富良野町にあります。
この風景、夏の北海道の観光ポスターにも使われることが多いので見覚えある方も多いはず。このあまりに有名な景色を求めて、世界中から観光客が訪れます。
もともと富良野周辺では1970年頃まで香料の原料となるラベンダー栽培が盛んでした。その後徐々に衰退し「ファーム富田」は最後の1軒に。しかし1976(昭和51)年、国鉄のカレンダーでこのラベンダー畑の写真が使われたことで注目を浴び、写真愛好家が殺到。それ以降、世界的にも知られる観光スポットとなりました。
園内には売店やカフェが複数あって、花畑の観賞だけでなく、栽培したラベンダーで作られた製品の買い物や食事も楽しめます。これらを巡るのも「ファーム富田」の楽しみのひとつ。カメラを片手に、一日中いたくなるほど素敵なスポットですよ。
ファーム富田
北海道空知郡中富良野町基線北15号
[営業時間]花畑は出入り自由。売店やカフェは、施設ごと、季節により異なります。詳細はホームページでご確認ください。
[定休日]なし
[入園料]無料
0167-39-3939
2.【北竜】一面に広がるひまわり畑
旭川市から西へ車で約1時間。北竜町(ほくりゅうちょう)には23.1haという広大な畑に、約150万本のひまわりが咲き誇る「ひまわりの里」があります。作付け面積は日本一。見渡す限りひまわりの花という圧倒的な景色で、近年では夏の北海道観光の人気定番スポットとなりました。
北竜町でひまわりが栽培され始めたのは1980年ごろ。観賞用としてだけではなく健康食品としての可能性にも着目され栽培が始まり、少しずつ広がっていきました。人口約2,000人の小さな町が一丸となって作ったひまわり畑。集中豪雨や竜巻の被害も乗り越え、北竜町には町民がひまわりを守り育てていく風土が定着しています。
元気な気分にさせてくれるひまわりの花。「ひまわりの丘」は、旅をとびきり明るく楽しいものにしてくれるスポットです。
北竜町のひまわりの里
広大な大地が黄色く染まる絶景!北海道北竜町のひまわりの里
3.【美瑛】美しい農村風景が人気!SNS映えスポットがいっぱい
どこまでも続くなだらかな丘に、さまざまな花や作物の畑が連なり美しい模様を描いています。この丘の中を通る道が、通称「パッチワークの路」。作物の成長に伴って色あいや濃淡に違いが生まれ、季節によって見え方が変わるんです。
中でも人気のビュースポットは「セブンスターの木」。畑の中にぽつんと立つ一本の木に、ついつい見入ってしまいます。この木、かつては「北瑛の一本木」と呼ばれていたのですが、1976(昭和51)年にたばこのパッケージに使用されて以来、「セブンスターの木」と呼ばれるようになりました。現在は、近くに駐車スペースや案内板が設けられ「パッチワークの路」散策の拠点にもなっています。
こちらは美瑛町の白金温泉近くにある「青い池」。青い水面と立ち枯れた白樺林、自然が織りなす神秘的な光景に目を奪われます。この青さの正体ははっきり分かっていませんが、見る角度や天候によって色あいが微妙に変わるのが特徴。SNSに写真をアップしたらたくさんの”いいね”がもらえそうです。
富良野・美瑛
北海道の富良野・美瑛で外せないビュースポット5選
4.【知床】世界自然遺産の秘境へ!流れる温泉を沢登り&クルージング
ひとつめは、斜里(しゃり)町のカムイワッカ川にある小さな滝「カムイワッカ湯の滝」。その名の通り知床硫黄山の中腹から湧き出る強酸性の温泉が流れ込んでいます。この川で楽しめる沢登りが今、旅行者に大人気!
立ち入り可能な上限の、「一の滝」まで約10分。比較的なだらかな斜面が続き、水深はくるぶし程度の場所もあれば、ふくらはぎくらいまで浸かる場所も。両手が使えるようなアウトドア向きの準備を整えて行きましょう。もちろん、ヒグマへの注意も忘れずに!
カムイワッカ湯の滝
秘境知床!温泉が流れる「カムイワッカ湯の滝」を目指し沢登りに挑戦
もう一つの自然体験は知床半島を海上から眺める知床岬クルージング。断崖絶壁など手つかずの自然の数々、野生の動物たちに出会うチャンスもある人気のツアーです。
なかでもビューポイントの一つは、断崖絶壁の岩肌から流れ落ちる滝の数々。崖の上から海へ豪快に流れる滝や、岩肌から噴き出すように染み出る滝など、大自然の迫力ある風景を海から間近に見ることができます。
知床岬クルージング
陸路では行けない知床半島の先端を目指し、知床岬クルージング
5.【釧路】自然の音だけを感じながら、ゆったりカヌー体験
まわりの草木や動物について解説してくれるガイドに、スピードコントロールやかじ取りをお任せできるので、リラックスして周りの景色を楽しむことができます。
エンジンのないカヌーを漕いでいると聞こえてくるのは、静かに流れる川の水音とヨシの草が風で擦れる音、水鳥が羽ばたく音や湿原の中に潜む野生動物の鳴き声だけ。包み込むような自然に耳を傾けていると、次第にじんわりと心が癒されていきます。
湿原カヌー体験
釧路湿原の中を悠々と流れる釧路川で、ゆったりとカヌー体験
6.【旭川】短い夏にしか見られない美しい山岳風景。話題の動物園も
旭川から車で約1時間。大雪山系旭岳で夏の期間だけエメラルドグリーンに輝く「姿見の池」を目指すトレッキングはいかが?
標高約1,600m、背の高い樹木が生育できない森林限界を超えた場所にある「姿見の池」は、旭岳ロープウェイを降りて徒歩20~30分です。7月でも雪が残り、8月末にはもう紅葉が始まるという別世界の気候。雪のない「姿見の池」を見られるのは、8月~9月の約2カ月弱だけです。
トレッキングコースにはいくつかの池と展望台があります。見晴らしのよい爽快な眺めだけでなく、空気が澄んで池が波立っていなければ、池の水面に映り込む雄大な旭岳の姿を拝めます。
姿見の池などいくつかの池は、実は噴火口跡。池の周辺では、今も音を立てて地中の水蒸気や火山ガスを噴出しています。特に姿見の池付近では周囲よりも地熱が高く暖かいので、高山植物が早く花を咲かせるとか。草花に誘われて出てきたエゾリスなど小動物に出会えチャンスもありそうです。
標高が高く気温が低いのに加えて風が吹き抜けるため、夏でも長袖は必須。服装はアウトドア仕様で、足元は登山靴や底が厚めのスニーカーなどに。装備さえ整えれば初心者でも無理のない程よいコースなので、旭川を訪れたらぜひとも足を運んで欲しいですね。
大雪山トレッキング
ここは天空の別世界!大雪山旭岳の姿見の池でトレッキング
今や旭山動物園の人気は全国区。連日多くの観光客で賑わっています。効率よく楽しむために外せないのは「もぐもぐタイム」。動物へのエサやりを見ることで、動物本来のいきいきとした姿を観察できます。「もぐもぐタイム」は毎朝、公式ホームページと園内の掲示板に発表されるので要チェックです。
旭川市旭山動物園
ポイントは「もぐもぐタイム」!旭川市旭山動物園を120%楽しむ方法
7.【利尻島・礼文島】絶景を求めて離島をトレッキング
利尻島のシンボル・利尻山は日本百名山の1番目の山として、登山愛好家の間では有名。この利尻山は「利尻富士」とも呼ばれ、夏の間は本格的な登山を楽しむこともできます。この美しい眺めを楽しめるのが、「姫沼」と「オタトマリ沼」。どちらも森に囲まれた散策道が整備されており、誰でものんびり散歩することができます。風のない晴天の日には逆さ富士が見られる神秘的な場所でもあります。
利尻島
利尻富士の絶景を見ながらトレッキング
0163-84-3622(利尻町観光協会)
0163-82-1114(利尻富士町観光協会)
礼文島の北側にある「スコトン岬」や、湾曲した海と空のブルーのコントラストが美しい「澄海岬」は、礼文島の絶景スポットとして人気です。
礼文島は、夏になると島中で一斉に高山植物が花を咲かせます。この希少な花々を観ながらハイキング、なんてのもおすすめですよ。
礼文島
「花の浮島」の異名を持つ日本最北の有人島
0163-86-1001(礼文島観光協会)
8.【小樽】運河の街でガラス彫刻体験&獲れたて海産物の朝食を
運河をはじめレトロな街並みが美しい小樽。昔から貿易港として外国との繋がりも深い小樽のおみやげといえばガラス製品です。
中でも老舗の硝子製造販売会社「北一硝子 」では「サンドブラスト」というガラスの表面に細かい砂を吹き付けて絵柄を掘っていく技法の彫刻体験が楽しめます。
加工を施すグラスを選んだら、好きな絵柄のシールを組み合わせて、自分だけのオリジナルデザインを作っていきましょう。ペン型の彫刻機で名前などを彫ったりすることも。初体験でもスタッフが一から教えてくれるので安心です。
たくさんのかわいらしい絵柄に想像力を膨らませて、あなたらしい世界に一つだけのグラスを作ってみてはいかが?
硝子彫刻体験
小樽の「北一硝子」で、輝く硝子を眺めて朝からうっとり。硝子の彫刻体験も
小樽に訪れたらぜひ立ち寄っておきたいのは「鱗友(りんゆう)朝市」。市場内にある飲食店では、買ったばかりの新鮮な海産物をその場でさばいてくれるんです。
刺身だけでなく煮たり焼いたり、一番美味しい食べ方で調理してくれます。もちろん定食や丼ものもOK!持ち込み料金は税込300円~500円程度(ネタにより変動)です。この料金には調理する料金だけでなく、定食のご飯やお味噌汁なども含まれているのでかなりお得です。
小樽の朝市
小樽の「鱗友朝市」で新鮮な海の幸を買い、その場で刺身にしてもらおう
9.【札幌】ジンギスカンと札幌ラーメンは必食!
ジンギスカンは羊肉を鉄の鍋で焼く野戦料理がルーツ。当時は物好きな人が集まって、芝生の上で食すものでしたが、次第に一般にも浸透していき北海道中南部を中心にジンギスカンを出すお店が増えていき、広く食べられるようになりました。専門店の元祖と言われる「ツキサップじんぎすかんクラブ」は、現在も人気店として営業しています。
ツキサップじんぎすかんクラブ
「ツキサップじんぎすかんクラブ」で北海道ジンギスカンのルーツを探る~後付け式~
戦後間もない時代で店主が「栄養があり美味しいものを」という思いで、体に良いとされていた味噌をベースに、ニンニクと野菜炒めをたっぷり入れたラーメンを作りました。昭和30年頃、この味噌ラーメンが雑誌などで取り上げられると、瞬く間に日本各地に知れ渡り、札幌のラーメンといえば味噌、と言われるようになったのです。
札幌味噌ラーメン
札幌味噌ラーメンならここ!押さえておくべき3店
10.【函館】朝市で海産物&午後はスイーツ!函館グルメを堪能!
食べ歩きにちょうどいいものがありました。蒸したての「かにまん」(360円・税込)です。中にはカニのほぐし身がぎっしりと詰まっていて、熱々をかぶりつけば、カニの味がじゅわ~と口の中に広がります。
こちらは「きくよ食堂」の「大漁丼」(3,680円・税別)。「海の幸オールスター」がぎっしり。産地ならではの食材そのものの味が楽しめます。
函館朝市
函館朝市で食べ歩き&買いまくり。イカ、カニ、ウニ、イクラにホタテ!
「ヴィクトリアンローズ」は函館市の有形文化財「函館市旧イギリス領事館(開港記念館)」の中、一部のお部屋を使ったティールーム。英国製のアンティークの調度品に囲まれて優雅な午後のひとときを楽しむことができます。
函館スイーツ
スイーツの街・函館のキュートで美味しいケーキが食べられる店3選
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