お年寄り助けた小学生に感謝状
帰り道が分からず道に迷っていたお年寄りを助けて保護につなげたとして、岐阜県下呂市の小学生9人に警察から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは下呂市立尾崎小学校の6年生から1年生までの男女9人です。5日は学校で、下呂警察署の署長から感謝状と記念品を受け取りました。
子どもたちは5月25日、道に迷っていた市内の82歳の男性を見つけ声をかけたということです。
男性を駐在所まで案内しましたが、警察官がいなかったことから備え付けの電話で警察署へ連絡し、男性は無事、保護されました。
82歳の男性は自宅に帰る途中に道が分からなくなり迷っていたということです。
6年生の岡田和華さんは「困っていると思ったので助けました。役に立ててうれしい」と話していました。
5年の松井巧斗さんは「ほかの人のためになることをこれからも進んでやりたい」と話していました。
下呂警察署の菊地善司署長は「通報が遅れれば遅れるほど広い範囲を探すことになりますが、今回はすぐに自宅に送りとどけることができました。お年寄りを地域で見守るお手本です」と子どもたちをほめていました。