「東京出身の京大生」が紹介する 人をダメにする都市、京都。
2017/06/12 16:34 公開東京とは全然違う、京都の素晴らしさ。そして素晴らしさが故に、京大の人たちは、相当気をつけない限り段々とダメになっていく。
自分がそうだから断言できる。京都の魔力をお伝えしよう。
東京とは全然違う、京都の素晴らしさ。そして素晴らしさが故に、京大の人たちは、相当気をつけない限り段々とダメになっていく。
自分がそうだから断言できる。京都にはそういう魔力がある。東京出身だからこそ如実に感じる、この都市の本性を紹介したい。
まず恐ろしいことに、全てが10km圏内。チャリで行ける。
東京では考えられないだろうが、満員電車など無縁だ。
なんなら電車に乗ると謎に遠く感じる。へぇ電車乗るの、遠出するねぇ。ってなる。
大学も家も飯を食うのも酒を飲むのも買い物も友達の家も自転車圏内。
チャリが多すぎて朝の通学ラッシュは中国みたい(?)になってる。
家が近いから空きコマでお家に帰って寝れる。(寝たら起きれなくてその後戻ってこない)
故に終電を気にせずひたすら飲める。
終電という概念がほとんどない。
3時まで飲んでも別に帰れるし、気合いさえあれば全然1限出れる(気合いさえあれば)
友達の家が死ぬほど密集している。
半分以上が徒歩10分圏内に住んでる気がする。
深夜でも朝でも昼間でも、友達の家に寄れる。
軽い気持ちでチャイム鳴らす。
飯を一緒に食うのも、スマブラやるのもいつでもできる。
すぐ麻雀できる。4人揃う。
大学に近いのに、家賃は安い。
4万とか。
シェアハウスとかわざわざする意味ない。
吉田寮は家賃400円。
ラーメンより安い。
みんなマジで大学周りから出ない。
まず大学自体が夜も開いてる。
食堂が22時までやってる。
図書館には24時間開いてる自習室がある。
つまり大学内でもなんなら生活できる。
さらに、大学周りのご飯は安くて美味しい。
中心部に出ると観光客ぼったくり系の店が多いので、ノコノコ出て行くメリットがない。
バイトすら大学周り。飲食でも塾講師でも大学の近くでできる。
とにかく大学周辺から足を伸ばさない。
なのに授業に来なかったりする。
他大学がないから摩擦とかない。
自分が京大生だという意識が薄れていく。
ただの大学生って感じ。
家の周りに大学生がいたら、まずそいつは京大生だと思っている。
近所でも全然特別視されない。
同志社は近くにあるけど、なんとなくの相互不可侵により、同志社は鴨川からこっちには来ないし、京大も鴨川から向こうにはいかない。
道に迷う要素がない。
死ぬほど分かりやすい区画。
通りの順番をもう覚えてる。
適当に方角さえわかれば着く。
当然観光名所にも事欠かない。
友達を案内する先には困らない。
いつでも行けるから自分は全然いかないけど、3回生とかになって、そう言えばと思い立って観光し始めたりする。
東京と比べて、外の情報があんまり入って来ないので、みんな焦ったりしない。
ゆるい。
就活とかギリギリまで考えないし、考えずにそのまま割といいとこ入っちゃったりもする。
良くも悪くも。
関西にうるさい大人はいない。
ちゃんとした人は皆東京に行くから、文句言ったりわざわざ他人を叱ったりする人がいない。
みんな好き勝手している。
なんか高校の頃の部室みたいな感じ。
あの放課後のゆるっとした部室にずっと閉じこもっている感じ。
部の友達とだけは仲がいいが、それは5人くらい。
ちょっと部室を出れば、部室棟には気心の知れたみんながいる。
その「みんな」も少ない。
叱る顧問はいない。
というか叱ってくる可能性のある先生たちが、職員室ごとない。
京大は巨大な部室棟で、京都は職員室のない学校という感じなのだ。
だからダメになる。
でもそれがやめられないからヤバいのである。