Renaです。学友の話をします。
大学時代、ちょっと困ったお友達がいました。
同級生の男の子、Aくんでした。
どこ行ってたの?
私は寮生活をしていて、Aくんも寮生でした。
小さな寮でしたので、毎日のように顔を合わせます。
数日留守にすると…
彼氏と泊りがけの旅行に行き数日寮をあけると、帰ってきたとき必ず聞かれるのです。
Aくん「どこ行ってたの?ここ2~3日会わなかったけれど。」
ちょっと旅行行ってたよ。
Aくん「誰と?」
えっと、〇〇くん。
Aくん「なんで?」
なんでって、えっと…。
隠さなくってもいいはずなんですが、あまり言いふらしたくない気持ちもあって、詮索されるのはなかなかに困りました。
朝帰りすると…
うちの寮は門限がありませんでした。
彼氏と朝帰りをした日のこと。
他の人にばれないように朝5時くらいに寮に帰ったのですが、玄関を入っていきなり誰かに遭遇。
Aくんでした。
Aくん「どこ行ってたの?」
Aくん「二人とも姿が見えないからアヤシイと思って昨晩からここで待ってたんだよ。」
取り合わない彼氏
寮内での私と当時の彼氏は浮いた存在でした。
お付き合いし始めてから急に周りの同級生がよそよそしくなった、というか正直輪からはぶられていました。
そんな中でもAくんは私たちと普通に会話をしてくれました。
彼氏に相談したことがあります。
Aくんの詮索がちょっとしつこくって困っているんだけど…。
彼氏「いいか、今の寮で俺たちと仲良くしてくれるのはAくらいだ。ここで彼を粗末に扱ってはいけないよ。仲良くするんだ。」
別れ
それからしばらくして彼氏とは別れました。
はぶられたストレスで彼は帯状疱疹になり、そんな彼を支えなくてはというプレッシャーと、Aくんの詮索、同じくはぶられたストレスで私は双極性障害になっていました。
躁鬱の波が激しい私に対して彼が言ったのは「面倒見切れない。」
泣く泣くお別れしました。
ドライブ
Aくんとはなぜだか変わらず仲良くしていました。
朝焼けが見たい
どういう流れだったか、2人でカラオケオールをしたことがありました。
なんとなく思ったことを言ってみました。
海からの朝焼けが見たいね。
Aくんは私を車に乗せ、海までドライブしてくれました。
それはそれはキレイな朝焼けが見られて、私は素直に感動し、ありがとうと思いました。
告白
海からの帰り、車内で告白されました。
緊張しました。
車は利根川沿いをまっすぐまっすぐ走っていきます。
ありがとう。嬉しいよ。でもね…。
お断りをしました。
死んでもいい
後日、また二人でドライブする機会がありました。
告白された後も私たちは友達として仲良くしていたのです。
Aくん「この前のことなんだけどさ…。」
うん…。
Aくん「もっと好きになっちゃった。俺の気持ちを大事にしてくれてるっていうか、うまい振り方をしてくれて。」
Aくん「あの時、死んでもいいと思った!急ハンドル切って、二人で車ごと川に入ろうかって思った!」
結婚
結婚するなら
このあと私は何人かの方とお付き合いし、結婚するわけですが、結婚を急いだ理由にAくんがあります。
Aくんからは詮索だけでなく、色々な遊びのお誘いも頻繁にありました。
正直毎度お断りするのに疲れていました。
当然ながらお断りするとその理由を詮索してくるのです。
私は病状も不安定でしたし、これがだいぶストレスになっていました。
あるときAくんが言いました。
Aくん「Renaちゃんが結婚するとなれば俺はさすがに誘わないよ。」
Aくんの遊びに行こう攻撃の回避策として結婚を選んだのは嘘ではありません。
結婚して
実際に結婚してみると、Aくんはまた別のことを言い始めました。
Aくん「〇〇さん(女性・共通の知り合い)は結婚しても職場の男性と旅行やドライブに行ってるらしいよ。Renaちゃん今度空いてる?」
さいごに
現在Aくんからはお誘いはありません。
連絡先を変えたり、ブロックしたりして対処したためと、あれから引越しを何度もして物理的な距離が遠くなったためです。
今思うのは、はっきりとNOを言っておくべきだった、嫌なことは嫌と言えばよかったということです。
なぜか「仲良くしなくては」ということがずっとあって、曖昧な返事ややんわりとした表現を使ってしまいました。
追伸
昔2ちゃんねるに「学友がストーカー化していて怖い」旨を書き込んだことがあります。
Aくんのことです。
するとある日
Aくん「俺のことストーカーって2chに書いたでしょ?」
……。
このブログが特定されるかもしれませんが、こんなこともあるんだよということでアップします。