米国株、最初の買い方を提案する
米国株取引の経験の無い方からご質問をいただきました。「たぱぞうの米国株投資」は今でこそ様々な方からお問合せをお受けしています。しかし、弊ブログはもともとは私の友人、あるいは家族に米国株が分かりやすいように書き記したブログです。
ですから、株歴の浅い方からの質問は原点回帰ということでうれしくなります。「こういう質問はいまさらだろうか」「こんなことを知らないと取り上げられないのではないかな」という心配は一切ご無用です。
お気軽に弊ブログをご活用いただければと思います。なお、ご質問は当然ながら無料です。私はブログのネタになり、質問いただく方は1つの見方が得られるということで、お互いウィンウィンというわけです。
ただし、あくまで一つの意見として捉えてくださいね。
米国株、誰もができる最初の買い方は何か
たぱぞうさん
1つ質問させて下さい。
米国株投資を始めるにあたって、とりあえず、ウェルスナビ(SBI)を試してみたり、NISAでVTIやVYM、高配当株なんかを買ってみようかなと思っています。
ただ、最初に何種類の株をどのくらい買ったらいいものか基準が分かりません。
たぱぞうさんは株を始められた頃、どのように株を買っておられたのかお教え頂けないでしょうか?
ちなみに、自分のことを書かせていただきますと
- 29歳、株初心者(たぱぞうさんのブログで目覚めた)
- 毎月の投資積立金 → 12万
- 現在、投資に使える金額 → 200万
です。
お忙しいとは思いますが、アドバイスいただけますと幸いです。
それでは、よろしくお願いします。
ということです。
米国株ETFを買うというやり方
まず、最初にできるやり方としては米国ETFを買い付けるというやり方があります。ここで買うETFは、3つです。
- VTI
- VYM
- S&P500ETF(VOO・IVV・SPY)
毎月の12万で、ドルコスト平均法で買っていくのが良いと思います。理由は、2つあります。
- コツコツ買って、経験と知識を付けていく。
- 米国株が高値圏にあり、虎の子の200万はしばらく様子見したい。
こういう理由です。投資をし始めると、様々なブログを読んだり、本を読んだりして、より詳しく知りたいという気持ちがわいてくると思います。そうして知識を得てからさらに投資の幅を広げても良いでしょう。
また、リーマンショック後の米国景気はすでに10年近く拡大を続けています。リーマンショック後の米国株式市場の各指数は成長に次ぐ成長を遂げており、ここで全財産を投入する必要はないと私は思います。
キャッシュポジションを適正な%でとっておき、有事に追加投資する心の余裕を持っておきたいですね。
ウェルスナビを1つのモデルとして見るというやり方
ウェルスナビは取扱高が急拡大中のロボアドバイザーです。質問者さんも言われているように、ナビゲート役として契約してみても良いでしょう。私も契約していますが、非常に堅実な運用をしてくれます。
株式はVTI、債券はAGG、金はGLD、リートはIYRのように、業界最大手のETFでポートフォリオを形成します。しかも、その業界は日本にとどまらず、世界最大規模のETFです。その信頼性と安定性は世界一と言ってよいでしょう。
契約すれば、その手口が見られますから、参考になる部分があると思います。もし、投資に時間を取れず、積み立てて自動的に買い付けていきたいということであれば、積立投資にも対応しています。
投資が趣味の人だけでなく、多くの人に投資を身近にするサービスということでは支持されてよいでしょう。
個別株はその後で良い、かも。
ETFだけでなく、米国株はジョンソンエンドジョンソン(JNJ)やAmazonなど世界を代表する企業が購入できます。しかし、これらは同時に個別株リスクがあります。業績悪化の波をもろに受けるということです。
しばらく経験を積んで、個別株に興味が出たら、投資の幅を深めたくなったら挑戦すると良いでしょう。
私の株歴に関しては、後日別記事でご紹介しますね。あまりお勧めできるものではないのですが、他山の石としてご覧いただければと思います。
関連記事です。
おすすめの米国ETFということで記事にしています。投資の具体的銘柄をおすすめとして挙げるのは勇気のいることです。しかし、米国ETFは長期投資ならば誰もがプラスサムになってきたという歴史があります。
ウェルスナビに関しての記事です。実際に買ったらこうなったよ、ということで具体的にイメージがしやすいかと思います。サイトはシンプルで丁寧、初心者でもわかりやすい構造になっています。機能が多く、マニア向けの某証券会社とは全く違う発想ですね。
この3つのETFはよく比較されますが、どれを買っても気にするほどのパフォーマンスの差はありません。どれも分散がよく効いており、経費率も業界最安値に挑戦し続けています。まさに米国株式投資界における看板ETFと言えます。