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 8日に行われた英国総選挙(下院定数650)で262議席を獲得し、与党・保守党を過半数割れに追い込んだ最大野党・労働党のコービン党首が11日、「年内か来年初めの再選挙は十分あり得る」と述べ、メイ首相がめざす北アイルランドの地域政党「民主統一党」(DUP)の閣外協力による政権運営は、長く続かないとの考えを示した。

 英BBCの番組に出演したコービン氏は、政府が19日以降に下院で示す施政方針について「何を盛り込み、どんな立法方針を取るのか見当もつかない」と批判。同性婚に反対するなどの政策を掲げるDUPとの協力にも懸念を示し、「非常に不安定な時期をこのまま続けるわけにはいかない。私たちは戦う準備ができている」と述べた。(ロンドン=渡辺志帆

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