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ハナさんキッチン

料理やスマホ、買い物やお金のことなど、暮らしのことから世界のニュースまで気になることをいろいろ書いてます

東名高速道路新城PA付近の交通事故のドライブレコーダー映像はクラウド保存可能なデジタルタコグラフDTS-D1D(ドラレコ搭載モデル)の映像だった

凄い交通事故でしたね…
高速道路を走っていたら、対向車線から自動車が飛んで来るなんて…
避けようのない事故でした。
亡くなられた運転手さんのご冥福をお祈りします。

ハナさんはテレビのニュース速報のテロップを見て知ったのですが、東名高速新城パーキングエリアといえば、たびたび通過する場所ですからどんな事故だろうとググってみたりTwitterを探してみました。

そうしたら、こんな記事たちを発見したのです。

 

バスの上にスクラップになった自動車が乗ってるの? 

事故直後の動画をUPされた方もいました。

 

お昼前のテレビのニュースで、観光バス会社の人が電話取材で喋っていたんですが

「車が対向から飛んできて、タイヤが上になった状態でバスの上に乗っかった」

みたいな話をしてたもんでしたから、(見てきたみたいに話をしてるなぁ。運転手に事故の状況を聞いたのかな?でもひどい事故だから話を聞ける状況にないんじゃない?)と、思ってたんです。

それでお昼のニュースを見てたらで、ドライブレコーダーの映像が放送されます。

www3.nhk.or.jp

これを見てハナさんは、(一体どこからドライブレコーダーの動画を入手したのかな?)と思ったのです。

バスはくちゃくちゃでドライブレコーダーがあっても警察が証拠品として押収しちゃうだろうから、ドライブレコーダーのデータをどうやって入試したんだろう?動画が公開できたのはどうしてだろうかな?と思って調べてみたんです。

東神観光バス株式会社のプレスリリース

色々調べてみたら観光バス会社のプレスリリースに、ドライブレコーダーの動画を公開できた理由が書いてありました。

www.toshin-kanko.jp

5.事故車両について
【中略】
②弊社独自安全装備
・デジタル式運行記録計(ドライブレコーダー連動)
メーカーサイト:HTTP://WWW.TRANSTRON.COM/PRODUCTS/DTS-D1D.HTML
・IP業務無線装置 豊橋本社と全国を走る弊社車両と一斉通信が可能な無線連絡システム。

6.原因
現在ご当局により調査中であります。当社の貸切バスに装着された回線型のデジタル式運行記録計にドライブレコーダーが組み込まれており、その動画を見ますと対向車線から乗用車が飛び込んでくる画像、及び車内カメラで乗務員が必死に対応する動画があり、衝突の原因は「乗用車が対向車
線から降ってきたため」と弊社では見ております。報道関係の方で、ドライブレコーダー動画及び事故現場写真の御入用の方は、弊社迄お問い合わせください。 

発表:本日の東名高速での弊社貸切観光バス事故に関するお詫びとお知らせ(第一報)

と、「回線型のデジタル式運行記録計にドライブレコーダーが組み込まれて」いたので動画の送信ができたということなのですね。

事故などの異常事態が発生すると、

  • カメラの動画をLTE回線を利用してクラウドに保存
  • 異常を契約している会社に通知
  • 会社が動画を確認してクラウドからダウンロード

という流れのようです。

そのダウンロードしたドライブレコーダーの動画を報道機関に提供してたわけですね。

引用先のメーカーサイトのURLが大文字でリンク先へ飛ばないのですが、こちらです。http://www.transtron.com/products/dts-d1d.html

報道関係者なら東神観光バス株式会社にお願いすれば動画をくれるみたいですね。
ハナさんは東神観光バス株式会社がYouTubeのチャンネルを作ってUPしてくれれば良いのになぁと思いました。

 

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DTS-D1D(ドラレコ搭載モデル)

2017年6月10日に東名高速道路上り線新城パーキング付近で交通事故に遭った東神観光バスが設置していたと思われるDTS-D1D。

富士通グループの株式会社トランストロンが製造販売しています。

富士通グループのトランストロン(本社:横浜市、代表取締役社長:大岡 信一)は三日、ネットワーク型デジタルタコグラフ(以下、デジタコと記載)「DTS-D1シリーズ」とクラウド型運行支援サービス「ITP-WebService V2」の販売を開始します。

「ITP-WebService V2」は、完全なウェブ化を図り、タブレット端末でも使用出来るようになることで、活用環境を大きく広げました。

ドラレコ対応型は動画を無制限に取得し、クラウド上へ保存出来る機能を追加することで、ドラレコ動画の新しい活用シーンを提案します。

DTS-D1D(ドラレコ搭載) :279,000 円(デジタコ+デジタルカメラセット)

・サービス価格
◆ ITP-WebService V2 :月額 1,980 円/車両
◆ ITP-WebService V2 ドラレコ :月額 2,690 円/車両

http://www.transtron.com/products/pdf/release_150803.pdf

1台279,000 円なり…観光バス1台の値段と比べれば安いかもしれませんが、ドライブレコーダーと考えると個人にはちょっと手が出ませんね…
今回の事故で役に立った、クラウド上へのドラレコ動画保存等のサービスは、月額2,690円なり。格安スマホにオプションサービスを入れたくらいですね。

f:id:hana3hana:20170612223528j:plain

DTS-D1シリーズ 紹介ビデオ - YouTube

こちらの動画を見るとたくさんの機能が紹介されています。

 

 ハナさんが良いなぁと思ったとこは、

  • 免許証リーダー
    免許証を車載機にかざすだけで乗務員を認識し、不携帯や期限切れの確認も可能
  • 最大 5 台のカメラを接続、同時撮影も可能(ドラレコ搭載型のみ)
  • HD 画質の動画(30 秒)を無制限に取得。
    動画をダウンロードすれば、ローカル PC での再生も可能

 というところです。

運転免許証ってIC免許証になってるけど、ICカードとして使ったことないよね?期限切れも分かるって書いてあるけど、IC免許証ってパスワード無しでどれだけのデータが読み込めるんだろ?

それから、カメラが5台も繋げられるんですよ!5台!
観光バスだからハイジャック、バスジャックって言うかもしれませんけど、そんな事件があっても5台の内2つくらいを客室につけておけば、犯人の動きがわかってスグに助けてもらえますよきっと!

そして、ドライブレコーダーの機能。今回の事故で大いに役立った動画みたいにドライブレコーダーの画像をクラウドにアップロードすればダウンロードできるんです!

まとめ

今回の東名高速道路新城PA付近の交通事故は衝撃的で、死者1名負傷者40名以上の大きな被害を出しましたが、ドライブレコーダー等により速やかに動画が公開されて、事故の真相の解明に役立ちました。
それから東神観光バス株式会社の事故後の初動対応や素早いプレスリリースにも役立ったと思います。

東神観光バス株式会社は中小規模のバス会社ですが、クラウド保存可能なドライブレコーダー「DTS-D1D」と管理サービス「ITP-WebService V2 ドラレコ」により大企業と同程度の管理体制を確立していたと言えそうです。
運輸関連企業の方々は注目ですよ。

富士通の株があがるかもですね。