文系総合館という、新入生がよく利用する校舎があるのだが、校舎を出た際、目を疑う看板があった。
なんじゃこりゃあ!(心の叫び)
これが出入り口の真ん前に立っていた。
ここから少し歩いたところにも似たような巨大な看板があるのだが、まさか出入り口の真正面にこんなものが立っているとは思ってもみなかった。
「名大学生支部」って何だよ。
名大の中に共産党の支部があるのか。
いろいろとマズいんじゃないのか、この看板。
名大の赤化の激しさが窺い知れる。
欧米の留学生がこれを見たら、驚くんじゃないかな(名古屋大学は中国・韓国の留学生が多いが)。
共産党がここまで堂々と活動できる自由主義陣営の国は珍しいだろう。しかも国立大学で。
実は、私が上の写真を撮ったコンパクトデジカメを買ったきっかけは、学園祭の時期に名古屋大学の前を通ったとき、大通りに面したところに「秘密保護法反対」の幟がズラリと並んでいるのを見て、「なんじゃこりゃあ!」と思ったことだ(結局撮り逃した)。
ついでだから、こんなものも紹介しておこう。
教育学部の校舎に入った際、こんなポスターを見かけた。
字がぼやけていて何が書いてあるか読めないが、安心してください。
ネット上で公開されているから、吐けますよ。
http://kyoshoku.coop.nagoya-u.ac.jp/kakehashi/0201/36p.html
「 わが国は、軍国主義とファシズムによる侵略戦争への反省と、ヒロシマ・ナガサキの原爆被害をはじめとする悲惨な体験から、戦争と戦力を放棄し、平和のうちに生存する権利を確認して、日本国憲法を制定した。
一行読んだだけで虫酸が走るだろう。
二段落読めば気分が悪くなること請け合いだ。
戦後は物質的に豊かになったけど心が貧しくなったとか言ってるけど、じゃあ心の豊かさを取り戻すために戦前の「修身」教育を復活させませんか?とツっこみたくなる。
反日思想に染まり、日本を滅ぼすことを企んでいるから、心が殺伐として貧しくなるのではなかろうか。
ツっこみだしたらきりがないが、これが名大の教職員たちの指針だ。
ていうか、これが発表されたのって、米ソ冷戦末期か(ベルリンの壁崩壊の2年前、ソ連崩壊の4年前)。
この憲章はソ連陣営に立つという宣言の意味を持っていたのだろう。
ソ連の工作活動も疑われる。
「かけはし」という教職員・院生版生協だよりを見てみたら、これまたひどい。
http://www.nucoop.jp/kakehashi/book/no320/index.html
「主張
80年、100年と平和憲法を守っていこう!!
日本国憲法の下で70年 思いを新たに」
何に唖然としたかって、和田肇教授ってこういう人だったんだなぁっていうこと。
労働法の人気教授だと思うんだけど。
和田教授はこの「かけはし」で「軍事研究ダメ絶対。軍事転用される危険性がある研究もダメ絶対。」という論説を書いている。
ググってみたら、「日本の雇用が危ない (安倍政権「労働規制緩和」批判)」という共著本を書いていた(http://www.junposha.com/catalog/product_info.php/products_id/898)。共産党応援団かな?
ただ、この「かけはし」でおもしろいことも書いていて、上の平和憲章に対して、愛知県選出の民社党の国会議員が「けしからん」と非難したという話を紹介している。
塚本三郎元衆議院議員とか?(頑張れ日本!全国行動委員会愛知県本部顧問)
昨年は、日本維新の会の衆議院議員も文教委員会で問題視する発言をしていたとのこと。
誰だったっけと思ってググってみたら、三宅博前衆議院議員だった(現在は次世代の党所属。頑張れ日本全国行動委員会大阪支部代表)。
「三宅博『名古屋大学は許しがたい憲章を作っている!!』 平成26年6月4日」 YouTube2014年6月4日
https://www.youtube.com/watch?v=M_WjtNvk_yM
「三宅博『とんでもないことが名古屋大学の憲章に書かれている!!』2 平成26年6月18日」 YouTube2014年6月18日
https://www.youtube.com/watch?v=hO6-GnkaEtk
2つ目の動画で下村博文前文部科学大臣が、名古屋大学からの報告によれば、この憲章は一部の教職員などが私的に発表したものであり、大学として制定したものではなく、大学の運営に影響はないと聞いているということを答弁する(4分48秒~)。
しかし、和田教授の「かけはし」論説によれば、「この憲章は、当時の飯島宗一名古屋大学総長も署名をし、名古屋大学の全構成員と各階層(教員、職員、学部学生、大学院学生、生協職員)の過半数が賛同して制定されたものである。」とのことだ。
下村大臣の答弁を聞くに、総長が署名したことが抜け落ちている。名大はこの重要な事実を隠し、実質的に嘘の報告をしたのではないか。
形式的には私的な規約に過ぎないとしても、総長まで署名しているのだから、実質的には大学が制定したに等しく、大学運営に影響しているだろう。
現に、写真の看板然り、「秘密保護法反対」の幟然り、こういうものを容認してしまう大学運営を見ると、本当に大学の運営に影響がないのか、非常に疑わしい。
当たり前だが、平和を守りたいならばこそ、軍事の研究は必要だ。
軍事の研究をしていなければ、敵の出方も対処の仕方もわからない。
名古屋大学の教職員は、わが国が侵攻されたときにはわが国の滅亡を望んでいると言ってよい。
つまり、コミンテルン1928年大会の敗戦革命テーゼだ。
「共産主義者は・・・、むしろ自国政府を戦争へと導き」とのことだが、今の日本は日本国憲法の下で戦力不保持なので、戦力を消耗させる必要がない。
戦争を煽ると、憲法9条を改正して戦力を保持しようという話になってしまい、逆効果だ。
日本国憲法を「平和憲法」と言い募り、戦力不保持を続けさせることが、戦力を消耗させるのと同様の意味を持つ。
「平和憲法」というきれいな「看板」の裏側には、日本を滅ぼして革命を実現するというどす黒い狙いがある。
三宅前議員は、「大学の自治」という単語を出す。
私も日本国憲法学上、「大学の自治」は大いに問題だと思っている。
日本を滅ぼしたい連中に自治など認めてしまっていいはずがない。
「大学の自治」は、GHQによる公職追放によって赤化された大学がそのまま維持される仕組みになってしまっていると思う。
私にはそういう問題意識があるので、「大学の自治」に問題意識のある田沼隆志前衆議院議員(次世代の党)にも期待している(http://ameblo.jp/bj24649/entry-11941594812.html)。
来年は参議院議員選挙がある。
衆参同日選挙になるのではないかという見方があるが、どうなるかはわからない(可能性大の意見としてhttp://ameblo.jp/tokyo-kouhatsu-bando/entry-12106067810.html、可能性小の意見としてhttp://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-12105856232.html、https://www.youtube.com/watch?v=xY5wAH9bUJw)。
選挙権付与の年齢が引き下げられ、大学の新入生も投票できるようになる。
共産党は、大学に手を突っ込み、ソ連崩壊後に生まれた右も左もわからない若者たちの票を集めようとしている。
マスメディアがもて囃したSEALDsも、若者を共産党に誘導する意味があったと言ってよい(そういえば、同団体主催者の奥田愛基氏が、来年の参院選が勝負所で、これに向けて安保法制に賛成した議員の落選運動をするなどと言っていた覚えがある。週刊ポストだったかな。http://www.weeklypost.com/151009jp/index.html)。
若者が共産党に誘導されないよう、保守側も手を打っていかないといけない。