こんにちは、カプチです。
いきなりですが、
”空”という字を見て何を思い浮かべますか?
広く、大きな空ですよね。
今日は、その”空”とは違う”空”について考えます。
ちなみに、読みは”くう”です。
以前に”空”について簡単に紹介してみました↓
今回はその続きです。
目次
空とは
”空”を一言で表すことは・・・難しいです。
ですが、仏教の基本中の基本です。
むしろ、”空”を理解できるときが”悟り”を開くときなんです。
今のところ、わたしは”空”の意味を次のように捉えています。
全宇宙の全ては実体がない
実体というのは、確かなもの。
人が勝手に◯◯だと思っていることは、
人が勝手に思っているだけで、
◯◯という実体は存在しない。
分かりにくいので具体例を挙げます。
今、アナタは画面を見ている。
画面に映し出された文字を読み取って、意味を理解する。
でも、”文字”や”意味”というものは実体がありませんよね。
「そうかそうか。でも、画面はココに実体が存在してるじゃないか。」
アナタはそう思うかもしれません。
確かに、”文字”や”意味”という触ることのできないものよりも、実体がありそうです。
わたしもそう思っていました。
しかし、そもそも、その”画面”という実体がそこにあるのでしょうか。
アナタが画面だと思っているものは、確かに、ココに存在します。
ただ、それが”画面という実体”である保証ってありますか。
(・・・ここを理解できれば仏教が少しだけわかります。)
「これは、画面だ。ちゃんとパーツが組み合わさって作られていて・・・」
「画面と呼ばないにせよ、分解していけば分子や原子があって・・・」
そういう話ではないんです。
話の次元が違います。
「目の前のものが絶対に”画面という実体”であるとは言えない」
ということなんです。
そして、実体のないものに執着するなと仏教では説かれます。
ストレスフルな現代社会を生きるにあたって、大いに応用しようではありませんか!
ストレスの原因
そもそもストレスの原因は、”自己チュー”です。
結局のところ、物事が自分の望むとおりにならないから、ストレスを感じるんです。
「なんで俺が怒られないといけないんだ!?」
「なんで誰もワタシの頑張りを認めてくれないの!?」
「お父さんのプリン食べたの、誰だよ!!」
という風に、ストレスの形は人それぞれです。
しかし、上の全ての人に共通していることがあります。
それは、何でしょうか。
ストレスを受けているのが”自分”であるということです。
あたりまえポエム的なオチですが、間違ってませんよね。
自分の欲求が満たされない
これがストレスの原因です。
いわゆる自己チューです。
なぜ”わざわざ”イライラするのか
イライラする事は誰にだってあります。
「それは、アナタが自己チューだからだよ、ははっ」
なんて言われたら、余計にむかつきますよね。
法律がなければ、グーパンですね。
でも、考えてみましょう。
なぜ、イライラするのか。
「イライラするから」
ですよね。正解です。
では、なぜ”わざわざ”イライラするのか。
イライラするのも、体力と時間をたくさん使いますよ。
体力使って、ストレス溜めて、一体何が楽しくて・・・。
イライラすることのメリットって・・・ないですね。
イライラするヒマが合ったら・・・
そんなヒマがあったら、自分を変えようとしてみませんか。
大げさな話ではなくて、考え方を少し変えるだけです。
「雨が降るのが嫌だ」
と思うと、雨の日がツラくなるだけです。
そこで、雨という実体がないと考えるんです。
そんな実体がないもの、好きにも嫌いにもなれない。
一瞬で悩みが無くなっちゃいましたね。
「◯◯の野郎、俺のことコケにしやがって!」
と思っても、自分という実体はないんです。
コケにされる対象がないのに、コケにしようがないですよね。
自分がコケにされた、と思って苦しんでいるのはアナタだけです。
周りの人が「あいつ、コケにされたな」って思ったかもしれません。
でも、周りの人も、コケにされたと思うことも実体はありません。
アナタが感じただけです。
そして、コケにする言葉さえも実体はありません。
そんな言葉をいちいち気にする必要はないんです。
・・・でも、ありがた~いアドバイスは聞きましょうね。一応。
自分の考え方や物の見方で、同じものでも受け取る印象が全然違ってきます。
パラダイム・シフトというやつです。たぶん。
まとめ
- ストレスは自己チューのせい
- わざわざイライラするメリットなんてない
- 自分が変わればストレスの対象も違った見え方をする
- パラダイム・シフトについては勉強中
最後になりすが、とても重要な事を書きます。
実体がない=存在しない
という事ではありませんからね!
このあたりはまた今度。
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