愛知県 高速道事故受け県道の盛り土調査へ
10日に愛知県の東名高速道路で乗用車が観光バスと衝突した事故について、愛知県の大村知事は、乗用車が中央分離帯にある盛り土を乗り越えて反対車線に飛び出したと見られることから、事故原因を検証したうえで県が管理する道路でも同じような構造の盛り土がないか調査する考えを示しました。
10日、愛知県新城市の東名高速道路上り線で、乗用車が観光バスと衝突した事故では、警察のこれまでの調べで、乗用車が中央分離帯にある傾斜になった盛り土を乗り越えて、反対車線に飛び出したと見られています。
これについて愛知県の大村知事は、12日の定例の記者会見で「映像を見て衝撃を受けたが、あんな鉄のかたまりが空中を飛んでぶつかってきたら逃げようがない。盛り土に乗り上げて中央分離帯を越えたということだが、どのように越えたのか詳しく検証し、構造上の問題がなかったのか見直さなければならない」と指摘しました。
そのうえで大村知事は、県が管理する道路でも同じような構造の盛り土がないか調査する考えを示しました。
これについて愛知県の大村知事は、12日の定例の記者会見で「映像を見て衝撃を受けたが、あんな鉄のかたまりが空中を飛んでぶつかってきたら逃げようがない。盛り土に乗り上げて中央分離帯を越えたということだが、どのように越えたのか詳しく検証し、構造上の問題がなかったのか見直さなければならない」と指摘しました。
そのうえで大村知事は、県が管理する道路でも同じような構造の盛り土がないか調査する考えを示しました。
盛り土と中央分離帯の構造は
道路を管理するNEXCO中日本によりますと現場は緩やかなカーブになっていて、車にかかる遠心力を軽減するため道路には傾斜がついています。
このため、中央分離帯には段差があり、今回の事故の現場では下り車線のほうが50センチ余り低くなっています。
この低くなった場所に傾斜のついた盛り土が続いていて、現場の盛り土は高さが段差と同じ50センチ余り、幅が3メートル50センチ、傾斜角度はおよそ6度だということです。
乗用車はこの盛り土に乗り上げて中央分離帯を越えたと見られています。
NEXCO中日本によりますと傾斜のある盛り土は道路を支える役目もあり、こうした設計はカーブの場所に見られますが具体的な箇所数はわからないということです。
関東や中部などのNEXCO中日本の管内では、去年までの5年間、車が中央分離帯を越えて起きた死亡事故はないということです。
NEXCO中日本は「事故原因について警察の捜査に協力し、その結果を踏まえて中央分離帯の構造について必要な措置があれば検討する」とコメントしています。
このため、中央分離帯には段差があり、今回の事故の現場では下り車線のほうが50センチ余り低くなっています。
この低くなった場所に傾斜のついた盛り土が続いていて、現場の盛り土は高さが段差と同じ50センチ余り、幅が3メートル50センチ、傾斜角度はおよそ6度だということです。
乗用車はこの盛り土に乗り上げて中央分離帯を越えたと見られています。
NEXCO中日本によりますと傾斜のある盛り土は道路を支える役目もあり、こうした設計はカーブの場所に見られますが具体的な箇所数はわからないということです。
関東や中部などのNEXCO中日本の管内では、去年までの5年間、車が中央分離帯を越えて起きた死亡事故はないということです。
NEXCO中日本は「事故原因について警察の捜査に協力し、その結果を踏まえて中央分離帯の構造について必要な措置があれば検討する」とコメントしています。