今日は男子シングルスの決勝が行われました。
同大会過去9度の優勝を誇る第4シードのナダル(世界ランク4位、スペイン)に挑むのは、2015年以来2度目の優勝を狙う第3シードのワウリンカ(同3位、スイス)です。
第1セットはお互いに順調な滑り出しを見せ、第5ゲームまでサービス・キープが続きますが、第6ゲームでナダルがワウリンカのサービスをこの試合初のブレイク、ゲーム・カウントを4-2とします。ここからナダルのエンジンがかかり、第7、8ゲームを連取し、このセットを6-2で先取します。
第2セット、反撃に転じたいワウリンカですが、第2ゲームを早々とブレイクされ、後手に回る展開に。結局このセットも、好調さを維持したナダルに6-3で奪われてしまいます。
後がなくなったワウリンカですが、ナダルの勢いを止めることができず、第3セットも第1ゲームでいきなりブレイクを許す苦しい展開になってしまいます。その後もナダルが押しまくり、このセットも6-1でナダルが奪取し、セット・カウント3-0で今大会の頂点に登りつめました。
終わってみれば、ナダルは失セット数0という完璧な勝ち上がりで、全仏オープンは前人未到の10度目の優勝になります。4大大会は通算15勝目で、通算18勝でトップに立つロジャー・フェデラー(スイス)に次ぐ歴代勝利数単独2位となりました。
昨季は怪我の影響で非常に不本意なシーズンを過ごし、ランキングも落としてしまったナダルですが、ここに来て完全復活を遂げました。
次の4大大会=ウィンブルドンはフェデラーも出場しますので、さらに激しい大会になりそうです。
トップ選手達の今後の活躍から目が離せません!