毎朝の通勤電車の中のニオイや家のニオイなど、いやな臭いを嗅いだあとは具合が悪くなったり、いやな気分になった経験があるのではないでしょうか。
最近ではスメルハラスメント(スメハラ)という言葉も生まれています。周囲の方のためにもニオイをケアすることは、最低限のマナーです。しかし、自分の臭いは慣れてしまっているので、どうしても客観的になれないことがあります。
そこで、自分自身で改善できる、体臭への対策方法についてご紹介します。
1.ストレスを溜めない
ストレスがたまっていると、疲労臭が発生しやすくなります。ストレスが多汗、皮脂の分泌過多などを引き起こすことがあります。
スポーツや趣味などで、ストレスを上手に発散できる方法を身につけておくといいでしょう。
2.ゆっくり休む
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疲れている時は毒素が排出されにくく、体臭となってしまうことがあります。
疲労回復には休養が一番です。どんなに忙しくても、湯船につかって一日の疲れを癒やしたり、睡眠をしっかりとるなど心がけましょう。
3.制汗ケアと防臭対策を行う
汗がニオイの原因となることはよく知られています。汗はかいてから1時間ほど経過するとニオイが発生するので、汗をかいたらすぐに濡れたタオルで拭くようにしましょう。
制汗ケアと防臭対策には、ミョウバンの効果を利用するのがおすすめです。ミョウバンは制汗効果が高く、雑菌の繁殖を抑えることができるので、ニオイを予防する効果もあります。
4.アルコールを控える
アルコールには、血管を広げたり体温を高めたり、汗腺の活動を活発にする作用があります。
汗をかいて代謝が促進されると、アルコールはアセトアルデヒドや酢酸といったニオイ物質に変わります。
これらのニオイ物質はほとんどは尿から排泄されますが、一部は汗として排出されるため体臭になるのです。
5.香水を控える
汗をかいて匂いが気になるからといって、香水をつけてごまかすのはやめたほうが良いでしょう。香水に含まれる成分が皮膚についた細菌に分解され、ニオイが発生してしまいます。
デオドラント製品や専用の身体ふき取りシートなどを使って、皮膚についた余分な汗や皮脂、細菌を抑えましょう。
6.和食中心の食生活にする
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体内に活性酸素が多く発生することでも、ニオイの原因となる過酸化脂質は増えていきます。活性酸素を減らすためには、ビタミンCやビタミンEを野菜から摂取することが大切です。
和食中心の食生活に切り替えると、体臭のケアができます。季節の野菜はもちろん、和食に使われている大豆製品や玄米、魚介類には、活性酸素を抑える抗酸化作用があります。
7.保湿ケアをする
肌がカサカサしていると感じたら、必要な皮脂まで洗い落としている可能性があります。まずは、ボディーソープなどを見直して肌の改善をしてみましょう。
低刺激で界面活性剤などの合成物の入っていないものを選んでください。また、化粧水やボディークリームで肌に潤いを補給するとよいでしょう。