香川 豊島の産業廃棄物 約14年かかって処理完了へ

香川 豊島の産業廃棄物 約14年かかって処理完了へ
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瀬戸内海にある香川県の豊島に不法投棄され、近くの別の島で進められてきた大量の産業廃棄物を無害化する処理が、開始から14年近くたった12日に完了することになりました。今後は地下水の浄化など、原状の回復が課題になります。
かつて大量の産業廃棄物が不法投棄された香川県土庄町の豊島では、県による廃棄物の撤去作業がことし3月に完了し、近くの直島にある施設で、溶融炉を使って廃棄物を無害化する処理が進められてきました。

12日は直島にある施設に、浜田知事をはじめ島の住民などおよそ20人が集まりました。はじめに浜田知事が「大きな区切りを迎えることができて、誠に感慨深いものがある」とあいさつし、溶融炉を制御する端末の前に座り、温度を下げる操作を行いました。

県によりますと、最後となる廃棄物44.2トンが12日、炉に投入されて、すべての無害化処理が開始から14年近くをへて完了することになりました。

豊島の住民で作る「豊島住民会議」の安岐正三事務局長は「大きな区切りを迎えられて万感の思いだ。一方で地下水の浄化など原状回復に向けては、まだ道半ばであり引き続き努力していきたい」と話していました。