グループ旅行のメリットは「多様な視点」にあり! 【トラベラーたちに聞く旅ハック術】
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このシリーズでは、世界各地を旅するライフハッカー[日本版]のライター・寄稿者たちが、これまでの経験で培ってきた「旅ハック術」をご紹介します。
佐藤まり子|ブログ
明治大学情報コミュニケーション学部卒業後、FICC、楽天などを経てフリーランスに。オンラインマーケティング、ウェブディレクション、ライティングを生業にしています。ゆるいイラストもたまに書きます。持っている資格は剣道五段、TOEIC880点。趣味は旅行と読書と寝ることとです。細かいことを気にしない性格です。
1. 旅歴(行った国数、思い出に残っている国・都市など)を教えてください。
25カ国。思い出に残っているのはフィンランドです。オーロラを見ました。
2. 一人旅派ですか、グループ旅行派ですか?
どちらも好きですが、グループで旅行するほうが好きです。一人旅だと、自分ひとりの視点で旅先の街や人を見てしまいますが、複数人で旅行すると、色々な人の視点でその国を見ることができるからです。
例えば、自分ひとりだと目にも留めなかった光景に友人が立ち止まり、よく見てみるととてもユニークな風景だった…というようなことがあります。また、食に関しても自分が食べたいと思うもの以外のものを食べるきっかけができます。
3. 使用しているスーツケース(旅行バッグ)はなんですか?
長期の旅行に行く際は、大きめのスーツケースを使用しています。これは、学生のときに参加した3カ月の世界一周の船旅用に購入したものです。
1週間程度の旅行であれば、Manhattan Portage(マンハッタンポーテージ)の少し大きめのショルダーバッグを使用しています。
海外旅行先で剣道の稽古もするときは、松勘工業の「冠」の防具袋も持っていきます。大きいので剣道以外の旅行用品も入れてます。
4. 旅行前の情報収集は、何で行いますか? オススメのサイトやウェブサービス、ガイドブックなどがあれば教えてください。
ガイドブックは、地球の歩き方をよく利用しています。現地の美味しいお店や人気のアクティビティを知りたい時はトリップアドバイザーを活用しています。
5. 旅行に行った際に役に立つガジェットやアイテムを教えてください。
ウェットティッシュ:アジアに行く際は、食事の前などウェットティッシュやアルコールティッシュがあると便利です。
ティッシュ:トイレに入った際にトイレットペーパーが置いてない場合もあるため、ティッシュは必ず持ち歩いています。
マスク:空気が悪かったり砂埃が多い国はマスクが活躍します。
剣道の手拭い:剣道にかぎらず、手拭いは薄くて乾きやすく、タオルの代わりにもなるので便利です。複数枚持っていて、現地の人にあげると喜ばれます。
SIMフリーのスマホ:SIMフリーのスマホを持っていれば、旅行先でSIMカードを購入することでネットが使えるようになります。Google Mapを使えるようになると、迷わず目的地までたどり着けます。
ただ、Google Mapは一度マップを読み込めばオフラインでも使えるので、予め地図を読み込んでおけばネット環境がない状況でも使えます。
常備薬(ルル/バファリン/オロナイン):旅先ではいつ体調を崩すかわからないので、常備薬は必須です。
ヒートテック:マイナス20度のなかでオーロラを見た際、ヒートテックが大活躍しました。寒い地域に行く際はぜひ活用したいアイテムです。
筆ペン:ぺんてるの筆ペンも筆記用具の一つとして持っていくようにしています。現地で仲良くなった外国人の方に、筆ペンで名前を書いてあげると喜ばれます。
梅干し:長期旅行に行く際は、現地の食べ物だけだとどうしても物足りなくなることがあります。保存の効く梅干しやインスタントの味噌汁があると、ホッとします。
保湿アイテム:国によっては思いがけず乾燥してることがあるので、リップクリームは必須です。また、ハンドクリームのニベアはとても保湿力があるので、化粧水の後に乳液の代わりに使うと乾燥しません。
6. 現地でのお店探しのコツはありますか?
トリップアドバイザーで評価の高いお店や、現地で仲良くなった人に教えてもらっています。現地の人に教えてもらうお店はガイドブックに載っていないことも多いです。
7. 現地の人と積極的にコミュニケーションをとりますか? グループでのコミュニケーションを重視しますか?
一人旅でも、友人たちとの旅行でも、現地の人と積極的にコミュニケーションをとっています。例えば、フィンランドに旅行した際、トリップアドバイザー経由でトナカイのソリや凍った河に穴を空けて魚を釣るアクティビティに申し込みました。
主催していた方に「オーロラをみたい」と相談したところ、オーロラに詳しいオランダ人の友人を紹介してもらい、そのオランダ人の方に案内してもらいました。さらに、ガイドブックに載っていない街キロッパに行きました。オーロラをかなりハッキリと観測することができた上に、本格的なスモークサウナにも入れて感激しました。
このように、現地の方しか知らない情報や繋がりがあるため、積極的にコミュニケーションをとるようにしています。
8. 予期せぬトラブルが起きた時の対処法や心構えを教えてください。
理不尽にお金を要求されたとき
電車のチケットの買い方に迷っていたときに、親切に買い方を教えてくれた人がいたのですが、購入が完了したら「2ユーロよこせ」と言われました。そういうときはハッキリ断ります。
日本人は優しいので、「親切にしてもらったから…」と払ってしまう人もいるかとおもいますが、こういう要求は教える前にするべきなので、その旨を伝えてはっきり断ります。
病気になったとき
旅先で高熱が出たことが2回ほどあります(インドとオランダ)。40度以上熱が出た場合は、日本の常備薬に頼らず現地のお医者さんに連絡しましょう。日本人より体格が大きい国の場合、薬も大きすぎて日本人には強すぎる場合がありますので、その点もお医者さんに相談してください。
私はオランダで40度の高熱を出した際、薬が強すぎて吐いてしまったので、自分で薬を半分にして調整しました(苦しすぎてお医者さんに電話したら「会議中で話せない」と言われたため自己判断…)。また、薬に解熱機能がない場合があるので、バファリンも合わせて飲みました。熱が高すぎると薬を吐いてしまうことがあるためです。
9. その他の旅ハックがあれば、教えてください。
コミュニケーション
言葉が通じずコミュニケーションが取れないときに、紙に絵を書いてコミュニケーションを取ったことがありました。言葉が通じない場合、ボディーランゲージや、紙を使った文字・絵でのコミュニケーションも有効です。
ただ、英語で会話してみたい場合は、耳を慣らしたり少しでも会話に慣れるために、オンライン英会話での事前練習がオススメです。オンライン英会話は色々試しましたが、DMM英会話が最近のオンライン英会話では良いと思います。教材も抱負で、さまざまな時間で講師の予約を取ることができます。
機内での過ごし方
長時間のフライトだと、脚がかなりむくみます。フライト前に、NIKEの「テックフリースパンツ」と「メディキュット」を履くと、むくみが軽減されるので活用しています。
10. この夏に旅に出るならどこがオススメですか?
ヨーロッパは、オランダやアイルランドがオススメです。日が長いので、夕方ごろから街の人たちはカフェやバーでおしゃべり(飲み)をしていて、街全体がとても賑やかです。
アジアは、夏は少し暑いかもしれません。特にインドは気温が高すぎて発熱してしまうこともあります。
もう1つのオススメは中南米です。メキシコやジャマイカは、海がとてもキレイで夏のバカンスに最適だとおもいます。
佐藤まり子