このノートは実際に不登校を経験した人が書いています。よく不登校の相談に対する回答で見かける「学校も楽しい事あるよ」とか「一緒に頑張ろう」などと言った何の根拠もなく学校に連れて行こうとする適当なアドバイスではなく、具体的かつ現実的な内容となっています。
もし自分が不登校で悩んでいる、もしくは周りに不登校で悩んでいる人がいれば、ぜひこのノートを最後まで読んでみて下さい。
生徒さんには勿論ですが、親御さんにも読んで頂きたい内容です。
今の学校の現場は昔とは違い先生の威厳も何も無いところが多いです。悪い生徒に頭ゴツンでもしようものなら、やれ体罰だとモンスターペアレントや教育委員会がすっ飛んできて教師が処罰されるような時代です。それを恐れて教師たちもモンスターにゴマをスリスリしているのが現状です。
真面目に頑張っている子が評価されるべきで、ふざけて授業を聞かないような連中が叱られるべきです。当たり前ですが。
この当たり前の事が出来ていないのが今の教育現場。
不登校の本質をしっかりと理解した上で、
自分の可愛い子供と向き合ってくれる事を願います。
【※追記】
不登校の子や不登校の子を持つ親御さんを相談しているにあたって、最近多いのがカウンセラーや心療内科・精神科に通って「起立性調節障害」や「アスペルガー症候群」や「ADHD」と診断されたという内容です。
もちろん本当に障害を持っている事もあるのですが、私から見て「このレベルで障害?」というような子でも障害だと判断されているケースが多く、病院が儲かりやすいように判断の基準を大幅に下げているように思えてなりません。
実際に問題の無い子が心療内科や精神科に通院し、薬漬けのような状態になってしまった生徒を何人も自分の目で見てきました。
また、これだけ心理学が発達し、障害だの何だのと言われている中で不登校児は「増加」している傾向にあります。いかに効果の無いインチキカウンセラーとインチキ心療内科が蔓延しているかという証拠とも言えます。
その他にも心療内科や精神科を安易に信用できない理由はありますが、ここに全て書くと長くなってしまうので、私の考えに近い方のブログのリンクを貼っておきます。もしよければ読んでみて下さい。勉強になります。
「スクールカウンセラーの真実」
※全ての精神障害を否定しているわけではありません。本当に治療の必要な方のみ適切な治療を受ければ良いという考えです。
私は中学生で不登校になったのですが、不登校になる前は不登校児に対して「サボってる」だとか「楽そうでいいな」とか「いじめられているのかな」と思っていました。
皆さんの周りにも同じような意見の人は多いのではないでしょうか。
しかし、これらの考えは間違っています。
もちろん中には友達と遊びたいだけで学校をサボってる人もいますが、ほとんどの不登校児が「自分は学校に行けていない」という事に傷ついて悩んでいます。
では何故世間は不登校を「サボり」などと勘違いしているのか。
不登校になる生徒の割合は中学校で約40人に1人と言われています。つまりほとんどの人間が「不登校」と関わった事が無いのです。
例えば友達関係の悩みであれば、誰もが通る道です。そのため大人や先輩のアドバイスは参考になるのですが、不登校の悩みは誰もが通る道では無いので、いくら大人や先輩とはいえ「よく分かっていない」のです。そのため間違った考え方が広まってしまっているのです。
断言しますが、不登校は甘えでもサボりでもありません。
「もう学校めんどくさーい。不登校になりたーい」とか言ってる子に限ってちゃんと学校に行ってると思います(笑)、不登校とは自分の体からのSOSのサインなのです。決してサボっているわけではありません。
むしろSOSのサインを出す事が出来た自分を褒めてあげましょう。不登校という選択肢が無い子は、いきなり最悪の選択をして命を絶つ子もいます。
また、不登校は別に悪い事でも無いのです。
そもそも不登校が悪い事だと「思い込んでいる」から悩んでいるのではないですか?別に学校に行っていないだけで罪悪感を持つ必要は無いのです。
不登校で困る事なんて勉強が遅れるくらいですから、キチンとした勉強法さえ知っていれば特に問題ありません。そしてこのノートで勉強法をキッチリと説明します。
よくメディア等では学校の三大問題かのように「いじめ、非行、不登校」だなんて取り上げられていますが、いじめと非行には被害者がいますが、不登校は誰に迷惑もかけていません。何故同じように扱うのか全く理解できないですね。
不登校だからといって、罪悪感を持つ必要は全くありません。
人生はまだまだこれからです。
中学生でお先真っ暗なんて事は絶対に有り得ません。
自分はどうして不登校になったのだろう?その理由が分かりますか?
例えば「○○君に嫌な事をされる」とか「○○先生が苦手だ」とか、具体的な理由があれば、その悩みを解決する事を考えましょう。
家族、友人、担任、とにかく全員に片っ端から相談してみましょう。担任が全く話の分からない人なら、勝手に校長に相談するのも良いでしょう。
不登校は、「自分だけで考える」のが一番良くないです。自分の知識に無い事をいくら考えても天から良いアイデアも降ってこないでしょう。しかし他の人でその知識を持っている人がいるかもしれません。例えば今ノートを書いている私もその1人ですね。
私も不登校になった時に、「どうしよう、他の子達と同じように出来ない。人生終わったんじゃないか」と悩み、本当に色々と何年間も考え込みました。
そして長年、その解決策を考えてきて今こうしてノートを書いているわけですが、いまノートを読んでいる貴方は私が長年考えて編み出した解決策を数分で自分もモノに出来るわけです。
つまり、人に相談するという事は「他の人が何年も考えてきたこと」を一瞬で自分の知識として使えるという凄い方法なのです。
※ただし、間違った答えを言ってくる人もいるので、1人だけに頼らずに色々な人に相談して、どの人が言ってる事が一番良い方法か考えましょう。
「他の人や親に相談したら迷惑になる・・・」、なんて考えてはいけません。子供が困っている時に助けるために親がいます。
他の人たちに相談してみれば、99。9%解決します。
相談する人がいない!という場合は・・・回答リクエスト下さい。
では次に、いくら考えても具体的な理由が分からない人。
「学校に行きたくない理由が分からない人なんているのか?」と言う人がいますが、理由が分からないまま不登校になる生徒は多いです。私もそうでした。
そういう人は「学校に行かなくていい」です。
この結論に辿りつくまで色々と考えたのですが、行く必要ありません。
具体的な理由が無いのに不登校になる子は、本能的な「自己防衛」が働いているのです。つまり自分の身を守るために学校を休んでいるんですね。
何故このような事が起こってしまうかというと、不登校になる子の特徴として2つ挙げられるのが「繊細な性格である」というのと「中学校に対して相性が悪い」という事です。
自己防衛の原因はストレスです。自分のストレスの許容量を超えてしまった時に「これ以上は無理だ」と体が本能的に自己防衛をするのです。これは会社などに行けなくなる、うつ病も同じです。
よく会社に行こうとすると、お腹が痛くなって頭も痛くなって倒れそう・・・という人がいますが、あれは性格が繊細である+そこの会社が合っていないのです。
そういう人は会社を変えると治る事がよくあります。
性格が図太い人はストレスが溜まりにくいので、どんな環境でもストレスで倒れる事はありません。環境で戸惑う人は繊細なのです。これは悪い事でも何でもなく、自分の特徴だという事を理解しておいて下さい。繊細なほうがストレスには敏感ですが、相手の気持ちやその場の空気を察知出来たりと良い面もあります。
もう1つは「中学校に合っていない」という事です。例えば大阪府と東京都では住民のカラーが全然違いますね。そのように地域によってカラーが存在します。
その地域のカラーと自分のカラー(個性)が噛み合わなかった時、学校にいる時間そのものがストレスになってしまうのです。学校にいるだけでストレス?と思う人は、ピーマンが嫌いな子に朝から夕方までピーマンを食べさせていると考えて下さい。とんでもない拷問ですね。同じことなのです。
では、どうすればいいのか?2つあります。
1.学校を転校する
2.高校生になるまで不登校を続ける
ちなみに私は2番を選択しました。
え?中学校に相性が悪いと高校もダメじゃないんですか!?とよくここで質問されるのですが、高校で相性が悪いなんてこと、まず無いですね。詳しくは後で。
学校を転校すれば、当然ながら学校のカラーも変わってくるわけですが、引越ししないといけません。家に金銭的な余裕があるなら良いでしょうが、個人的には引越しするほど、中学校は価値のあるものとは思えません。
私は2番の高校生になるまで不登校をするというやり方を推奨しています。
これは従来の考え方を大きく覆すものだと自分では思っています。普通は不登校を解決する=学校に行く と想像するものではないでしょうか。
私も不登校のカウンセリングをやっている企業のサイトなどを見ますが、どこも最終目標は「学校に行くこと」になっています。
しかし、その学校が自分に全く合っていないのに無理に行く必要がどこにあるのでしょうか。どうせ3年間経てば勝手に終わってしまう中学校と不必要な戦いをするのであれば、中学校との戦いは捨て、次に待っている高校というステップのための準備に時間を使うほうが有効だと考えます。
ただし不登校を続けると言っても、次の高校生という段階の為にも、中学校の定期テストの時だけは内申点を稼ぐために出席していただきます。
これは中学校で定期テストを受けて最低限の実績を作っておかないと、高校に行けなくなってしまうからです。
しかし当然、ずっと学校に行っていないのにテストの時だけ登校するのは不安に感じるでしょう。「あれ、あの子普段来てないのに、今日は来てる」とか思われたくない。。。。という人のためにテストの時だけ出席するための方法と心構えを、このノートに書いておきますので、下まで読んでみて下さい。
私の経験上、塾がオススメです。
家で勉強してもやる気が上がらないですし、あまり学力も上がりません。一度だけ家で勉強しようと思いやってみた事があり、本屋さんでテキストを買ってきてみたところ、ステップ1から全く分からなかった事があります。
それに塾だと外出する機会が出来るので、家にこもりがちになるのを防げます。
塾の中でも公文(くもん)が一番オススメです。
前は「個人別の指導塾」を推薦してたのですが、この手の塾は大学生のアルバイトを適当に雇って教えている事が多く、先生の当たり外れが大きいです。
それに比べて公文は「学校で点を取る事」に特化しています。最短距離で学力が上がりますね。塾に行くと「同じ中学校の子に会いたくない」と思うかもしれませんが、中学生で塾に来る子に変な子はいないから大丈夫。
※公文の回し者ではありません。個人の感想です。
これは、「はい」です。
当たり前ですが、いくら勉強してもテストで点が取れなければ意味がありません。「私テスト受けてないけど、本当は頭良いんです!」と言っても高校に受験させてもらえません。
しかし、「毎日学校休んでいるのに、テストの日だけ行きにくい・・・」と思うでしょう。
そんな時は、別室でテストを受けてみましょう。
学校に連絡すれば、教室以外の場所でテストを受ける事が出来ます。
例えば時間を少しずらして、他の生徒が1時間目のテストを受けている時に登校して、先生に別室に案内してもらって、別室で1人でテストを受ける事が出来るのです。
廊下とかで他の生徒とすれ違ったりする事もあるかもしれないですが、多分その子達とは2度と合う事は無いでしょう。
本当に高校に進学して中学校の生徒がバラバラになってしまうと、同じ中学校の子が全員引っ越したんじゃないかと思うくらい、誰とも出会わないものです。
それに、他の生徒も「うわ、あいつ不登校なのに来やがって」とは思いません。みんな自分が点数を上げる事に必死で他の生徒の事に頭が回ってません。
いやー、そもそももう学校の門にも恐怖で入れないんです・・・という人は教育委員会に連絡すれば学校以外の施設でテストが受けられる地域もあるようなので一度連絡してみて下さい。
行けます。
何故かというと、中学校と高校は全く違う世界だからです。
おそらく小学校から中学校に上がった時、あまり変化を感じなかったと思います。何故なら小・中学校は「地域で縛られているから」です。メンバーが同じなのに世界が変わるわけがありません。
しかし高校という場所は受験で入学するので、同じ学力の子しか集まりません。
という事は、自分の感覚に近い子が大勢いるのです。つまり良い人間関係を築きやすいということです。高校生が楽しく見えるのはそのためです。
しかし、そのためには勉強が必要になってきます。
同じ学力の子しか集まらないということは、全く勉強しなかった場合、「頭の悪い子しか集まらない学校」に行く事になってしまいます。
残念ながら、勉強できない子は不良の子が多いですし、話をしても全然噛み合わない可能性が高いです。
不良だらけの高校に行くのは勘弁・・・というのであれば、最低限の学力は付けましょう。私の目安は最低ラインで偏差値「42」です。
現在中学校3年生で、2学期に突入してしまっていて偏差値が42に満たない場合は通信制や単位制高校をオススメします。高校卒業の資格さえ取っておけば大学進学でも専門学校でも就職でも何でも出来ます。
私立高校をオススメします。
そもそも不登校になった時点で公立高校を受験するのは厳しいです。
先ほど中学校⇒高校になると全く別の世界になるという話をしましたが、私立高校に行ったほうが違う世界になる度合いが大きいです。
「こんな人間がこの世にいるのか?」と驚くと思います。
また、同じ偏差値なのであれば「自由な校風」の学校をオススメします。
自由な学校のほうが、伸び伸びと生活できるので楽しいです。
同じ偏差値の学校がたくさんあって悩む場合は、「オープンスクール&通常時」に見学に行くと良いです。
ほとんどの生徒や親御さんがオープンスクールと学校説明会で判断してしまいますが、普段の学校の様子もチェックしておいたほうが良いです。
オープンスクールや説明会なんて、とことん悪い部分は隠して都合の良い事ばかりを言いますし、わざわざそんな時に手伝いに来てる生徒は真面目な子しかいないので、判断を誤りがちです。普段の登下校の様子をチェックして、この学校はどういった雰囲気の生徒が多いのかを確かめる事をオススメします。
高校受験といえばハードなイメージがあるかもしれないですが、自分にあったレベルの私立高校を専願で受験すれば、まず不合格になる事は有り得ないのでご安心を。
家庭の予算的に厳しい場合は、自分のレベルよりワンランク下げて受験してみると、私立高校の場合「成績優秀者」という事で入学金を免除できたりする学校があります。
それでも厳しい場合は公立の通信制・単位制高校を勧めます。一部では通信制などは偏見の目で見られる事もありますが、卒業してしまえば同じ高卒です。
通信制や単位制だと時間にかなり余裕が出来るので、アルバイトをお勧めします。社会経験にもなりますし、上手くいけばそのまま就職できます。
また高卒資格はしっかりもらえるので大学進学も可能です。
高校に行かずに「高認試験(旧大検)」を受験して、高校を卒業せずにそのまま大学に進学する方法もありますが、塾に行く必要があると思います。また高校卒業にはならないので、大学に進学しなければ最終学歴は中卒となります。
私に質問がある場合は、このノートの一番上にあるライターの名前から、私のプロフィールへ行き、画面の左側にある「この人に回答リクエストをする」より質問お願いします。
※質問前に、知恵ノートに既出している内容ではないか確認して下さい。
※回答リクエストは出来るだけ早くお返しするよう心掛けていますが、1人で回答しているので、忙しい時などは回答できない事もあります。
【回答リクエストのやり方】
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