落下や水濡れによる破損をカバーするAppleCare+はこれまで、iPhoneなどのモバイル製品向けとして提供されてきました。しかし、たとえば12インチMacBookやMacBook ProなどはMagSafeコネクターがUSB-Cに置き換わり、電源コードを足で引っ掛けてガコっとテーブルから落下させてしまう可能性も増加しているはずです。
さらに想像力をはたらかせて考えれば、自宅で使うデスクトップMac製品であっても、深夜まで作業をしていて、眠気覚ましにコーヒーを淹れて戻ってきた際、何かに蹴躓いてキーボードや液晶画面にそれをぶっかけてしまう可能性もまったくのゼロとはいえません。そうした不慮の事故を、AppleCare+ for Macは安価にリカバーします。
ちなみに、たとえAppleCare+ for Macを購入しても、事故による破損や故障がすべて無償修理になるわけではありません。たしかに無保証状態での修理に比べれば安価ではあるものの「画面または外部筐体の損傷は1万1800円、そのほかの損傷は3万3800円」の修理費(サービス料)がかかります。また、過失や事故による損傷の度合いが大きい場合や、必要のない分解の痕跡がある場合などには交換部品の購入など別途費用負担がありえます。
そして老婆心ながら付け加えておくと、保証内容には「対象機器に対する過度の、または壊滅的な損傷が液体接触に起因する場合 (製品の一部または全体が浸水しているなど) には適用されません」との記述があります。さらに「 不適切な取り扱い、誤用、無謀行為、故意行為または意図的行為」も保証対象外。要するに「風呂グラミング」のリスクは保証されないということです。