皆さんはご存知だろうか、サンクチュアリという漫画を。一言で言えばタイトル通り熱すぎる政治漫画なのですが、本当に面白いです。私は結構漫画を読む方ですが、これまでの漫画の中でもトップクラスの面白さでした。本当に読んだことがない方には是非読んで欲しい漫画ですので今回は魅力を語り尽くしていきたいと思います。それではどうぞ!!
目次
そもそもどんな漫画なの?
とは言っても、初めて名前を聞いた!という人はどんな漫画なのかも分からないと思いますので、まずは作品紹介からしていきます。
経済的な繁栄を謳歌しながらも、閉塞感漂う日本の現状に疑問を持った北条彰と浅見千秋。社会の在り方を根本的に変革する必要を感じた二人は、裏社会と政界に身を投じ、「光と影」から“サンクチュアリ”を目指す!
簡単に言うと、老害ばかりが居座る国会や日本の閉塞感に憤りを感じた青年2人がそれぞれ極道と政治の世界の頂点に登りつめ日本を変えていこうじゃないか!というストーリーです。
『ウロボロス』は警察と極道ですが、こちらは警察→政治家だと思えば想像しやすいかと思います。※ウロボロスの記事はこちら
政治が題材となった漫画ということや池上先生独特のタッチの絵だということで若い人は手に取りづらいかと思いますが、実際に読んでみると政治のこともかなり分かりやすく描かれているので問題ないかと思います。(私も高校生です単純に漫画が面白いだけでなく、政治に対する関心も高まる…そんな最高の漫画が『サンクチュアリ』です。
サンクチュアリの魅力はこれだ!!
登場人物が熱すぎる!!
まず1つ目の魅力がこれです。初めて男に惚れてしまいました(決してそっちの気はありません
本当に同性でも惚れてしまうくらいカッコよすぎる漢が登場します。とりあえず私が好きな登場人物の何人かを紹介したいと思います。
暴力団『北彰会』会長 北条彰
サンクチュアリ1巻229Pより引用
この漫画の主人公の1人、極道の北条彰です。
とにかく頭が良く、警察からは傷のないヤクザと言われています。頭が良いだけではなく、自分の目標達成のためなら何だってやる漢。
引用したコマのシーンは北条が暴力団の組員にしてもらうため自分の手をぶっ刺したシーンです。
並の人間なら痛みを恐れ出来ないであろうことをこんな顔で…1巻から震え上がったシーンでした。頭と武力、そして信念を兼ね備えた最強の極道です。
浅見千秋
サンクチュアリ2巻199Pより引用
この漫画のもう1人の主人公です、代議士の浅見千秋です。こちらもとても頭が良く日本を変えるための明確な政策目標を持っています。引用したコマのシーンは与党から野党への鞍替えを考えていた浅見に対し、与党の若手議員たちが止めに来た際に放った言葉です。
暴力団『渡海興業』組長 渡海
サンクチュアリ12巻100Pより引用
私の1番好きな漢、渡海!!本当にかっこよすぎるんですよ。これぞ極道の中の極道というような漢です。馬鹿ではあるが人情だけは捨てない。仲間は本当に大切にします、そして自分の道を貫き通す。本当に何度も震え上がりました。
引用のシーンは極道としてのケジメを貫き通す場面ですが未読の方向けに解説するのは厳しそうなので省略します。これまで読んできた漫画の中でも1番好きなキャラかもしれません。
あなたも漫画を読了する頃には渡海のような極道になりたいと思うことでしょう(違う
この他、本当に熱すぎるキャラが登場しますので是非出会ってみてください。こんなにカッコいい人たちは恐らくこの漫画でしか会えないです。
スピード感、展開、構成のどれを取っても最高
そして次の魅力はこれです。本当に最初から最後まで読者を飽きさせない仕掛けで溢れていてスピード感があります。
また、12巻と丁度いい巻数のため一気読みもしやすいです。私は受験直前に読み始めてしまい、受験勉強中も読みたい欲望に苛まされました。私は漫画評論家ではないので詳しくスピード感や構成について語ることが出来ないのですが、結構な数の漫画を読んできた私からしても完成度は本当に高いなと感じました。
ちなみにAmazonのレビューは19人が評価して4.9という驚異的な評価です。読了後はその完成度に圧巻されると同時に心地よい余韻に浸れるかと思います。
政治的な面白さも溢れている
そして次の魅力がこれです。これがサンクチュアリのもう一つの面白さですね。冒頭で書いた通りかなり誰にでも分かりやすく政治の金の話などが描かれています。
また政策についてもかなり面白いもので絶対に現実の政治では見られないものもあります。ここではネタバレになってしまうため詳しくは書きませんが、かなり面白い政策も出てくるので必見です。
私としては日本人は政治意識が低い(特に若い層)のでこれを読んで政治に対する意識を変えて欲しいですね。これを読めば絶対に選挙に行きたくなります。もう正直言うと学校の図書室に置いて欲しいレベルです(過激なところもあるので無理ですが
話はそれますが、私も高校生で周りの友達と政治の話になることがあります。私も政治の知識に関しては無いに等しいですが、そんな私から見ても政治無関心の人ばかりです。なので、これを読んでる高校生には本当に一度手に取って読んでもらいたいです。大人の方も楽しめるかと思いますので是非読んでみて下さい。そして、政治に対する意識が少しでも変われば…そうすれば少しは日本も面白くなる!(by浅見
カッコ良すぎる名言たち
次の魅力はこれです。本当に熱い漢たちの名言で溢れています。今回はその中の私が気に入ったいくつかを紹介したいと思います。
普通の人間が30年かかるところを……一日でやれるからですよ!
サンクチュアリ1巻 北条彰
頭が良いのに何故ヤクザになったのかを聞かれた際に北条が発したセリフ。痺れる、これは痺れます。今の日本で総理大臣になろうとしたら現実問題、膨大な資金やあらゆる人脈が必要です。普通なら30年かかるであろうことを、一日でって…カッコ良すぎる…
去るも器量、継ぐも器量…そして……守り切るのもまた器量!
サンクチュアリ8巻 市島陽介
時の流れによる衰えを悟った暴力団の総長が裏の世界のボス市島に身を引くことを伝えた時に言われた言葉。衰えにより身を引くことは負けではなく、それもまた組織を守るための器量ということですね。これは極道の世界だけではなく日常生活にも生きる言葉かと思います。
極道でもどの世界でも、安目引いたら、後は転げ落ちて行くだけだ……背中見せたままじゃ、目は変わらねえ!頭ァ使って攻めなきゃ、くすぶり死んで行くだけなんですよ!
サンクチュアリ8巻 伊吹英明
場面を説明する必要が無い言葉なので省略します。説明するまでも無く心に響く言葉かと思います。謙遜さは日本人の良いところであり悪いところですよね。それが問題だよなと訴えている言葉です。自分を押し殺さず前へ前へと進もうという気持ちになれる言葉です。
はい!今回は名言を3つ紹介してみましたが正直まだまだ紹介したい名言がいっぱいあります。でもそれはせっかくなので、自分で手に取って実際に味わってみて下さい。きっと心に響く言葉が見つかるはずです。
どうやらアニメ化と映画化もされているらしい
話は少しそれてしまいますが、どうやらサンクチュアリはアニメ化、映画化ともにされているらしいです。私はこの記事を書くまで知りませんでした。そこで私自身は観ていないのですがネットなどで感想を見てきましたので、それを少しまとめたいと思います。
まずアニメについては評価がかなり高いなと感じました。悪い評価は見当たらなかったので原作の再現度はかなり高かったのかと思います。
そして映画に関しては悪い評価がチラホラ見えましたので、ボチボチという感じだったのかもしれませんね(※私は観てません
私自身、観ていないので比較は出来ませんが池上先生の絵があってこそのサンクチュアリだと思うので私としては漫画で読んで欲しいです。原作の過激なシーンが全て再現されてるとは思えないのでそういう意味でも原作をおすすめします。
まとめ
はい!今回は『サンクチュアリ』の面白さを伝えてみましたが実はこの漫画は自分で買ったわけでは無くある方からの頂き物なんです。その人物がたけ氏さんという方なのですが、本当に感謝してます。この漫画に出逢わせてくれたことに感謝!!!読みに行ったら分かると思うんですけど、男性の下の毛処理特化ブログをお書きになっている方ですので是非読みに行ってみて下さい。
日刊たけ氏!←ここからパ◯パ◯記事が読めるよ
最後になりますが、サンクチュアリは本当に私のこれまでの人生で出会った漫画の中でもトップクラスの面白さだったので未読の方には本当に読んで欲しいです。読んでる最中は震えまくりで、読んだ後には自然と涙が落ちてきます。私もこれを機に将来の夢は極道にしようかと思います(違う
[…] 本当に色々な人に読んでもらいたい漫画です。詳しい紹介はこちらで書いていますので興味のある方はご覧ください。(今、ラスト5ページを読み返しました。泣きました。 […]