書 誌
*改稿等の詳細に付きましては、浜田知明氏のご協力をいただきました。
旧版Ａ
１．光文社 刊 「カッパ・ノベルズ」 Ｓ４８／１２月（初刊本）
*「志賀島」、「香椎宮」、「岩戸山古墳」、「仁徳天皇陵」、「宇佐神宮」の写真付き。
２．光文社 刊 「高木彬光長編推理小説全集・１５」 Ｓ４９／１月 *非神津ものの長編「都会の狼」併録
旧版Ｂ（佐野洋氏の指摘を元に、第１７章の末尾を改稿。「黄道修正説」を撤回した版）
１．光文社 刊 「カッパ・ノベルズ」 Ｓ４９／１月（第３７版？）
新版Ａ（古田武彦氏の著作の内容に関し、古田説との相違点を中心にした全面改稿版）
１．東京文藝社 刊 Ｓ５１／９月（改稿版初刊本）
新版Ｂ（古田説への反論の部分を抑制。併せて「神津説」の図を挿入）
１．角川書店 刊 Ｓ５４／４月（角川文庫）
２．光風社出版 刊 「名探偵神津恭介シリーズ・１０」 Ｓ５８／５月
３．光文社 刊 ２００６／１０月（光文社文庫） *表題作のほか「邪馬台国はいずこに」を併録
関係書籍書誌（高木先生執筆のもの）
１．「邪馬台国推理行」 角川書店 刊 Ｓ５０／５月 （ノンフィクション推理）
２．「世界の神秘と怪奇」 日本文華社 刊 「文華新書」 Ｓ５０／１１月
*同社の「吸血の祭典」（Ｓ４２／１０月）に、「邪馬台国はいずこ」と「ノストラダムス大予言を斬る」を加えたもの。
３．「世界の神秘と怪奇」 日本文華社 刊 「文華新書」 Ｓ５５／５月（２の改装新版）
４．「邪馬壱国の非論理」 私家版 Ｓ５２／５月
*古田説の「盗用問題」についての反論。高木先生マジギレです。
５．「邪馬壹国の陰謀」 日本文華社 刊 「文華新書」 Ｓ５３／４月
*「邪馬壱国の非論理」、「邪馬台国はいずこ」、「邪馬台国問答」収録
*推理小説界にのみならず考古学会まで巻き込んだ、「邪馬台国論争」の火種となった問題作。歴史推理の二作目ですが、前作の「成吉思汗の秘密」と違い、解答が最初から判明していないので、よりいっそう「純粋推理」が楽しめます。