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百田尚樹独占手記、講演会中止騒動の全内幕
「私の講演中止が波紋を広げています」。作家、百田尚樹氏が登壇予定だった一橋大の講演会中止騒動をめぐり、渦中の百田氏がiRONNAに独占手記を寄せた。「差別扇動者」とレッテル貼りした圧力団体の存在、主催者に中止を執拗に迫った卑劣な手口…。一連の騒動の全内幕がついに明らかになった。
「私の講演中止が波紋を広げています」。作家、百田尚樹氏が登壇予定だった一橋大の講演会中止騒動をめぐり、渦中の百田氏がiRONNAに独占手記を寄せた。「差別扇動者」とレッテル貼りした圧力団体の存在、主催者に中止を執拗に迫った卑劣な手口…。一連の騒動の全内幕がついに明らかになった。
百田氏講演会中止の波紋
―講演会の講師に百田尚樹氏を選んだ理由は
「昨年は、アメリカの大統領選やイギリスのEU離脱などメディアの予想を覆す出来事が相次ぎました。それはマスコミの偏向報道に問題があったのではないかという見方も一部ではなされています。その中で、マスコミの偏向に対して舌鋒鋭い百田尚樹氏をお呼びすれば、興味深いお話で講演会が盛り上がると考えたからです。また、度々その発言が物議をかもす百田氏ですが、堅い内容のテーマに対しても関西人ならではのユーモアで多くの人を惹きつけるお話をしてくださると期待したからです」―百田氏の講演会のテーマは「現代社会におけるマスコミのあり方」だが、百田氏との打ち合わせも含めて聴衆にこんなことを伝えたかった、というような講演会への思いはどのようなものだったか
「上記の選んだ理由とほとんど重複しますが、それに加えて純粋に来場者に楽しんでもらいたいという思いがありました」―反対派と直接の交渉はどのようなものだったのか
「ARICは、反差別ルールの制定を要求し、在学生有志の会は講演会の中止若しくはテーマの変更を要求しました。交渉の場においてそれらの団体は当委員会に継続的な話し合いを求め、また話し合いを重ねるたびに要求がエスカレートしていきました」―百田氏のツイッターで「4ヵ月近くも執拗に中止要請を続ける」とあったが、実際にどのような圧力があったのか
「反対運動は執拗に続けられましたが、圧力はありませんでした」―一部の「学生は圧力に屈した」「圧力に屈するべきではなかった」の声をどう思うか
「圧力に屈したという見方をされても仕方がないと思います」―今回の公演中止は「言論弾圧」と思うか
「言論弾圧かどうか判断しかねます」―いま、百田氏に対してどのような気持ちか
「直前になっての中止連絡となって大変ご迷惑をおかけしてしまったので、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
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