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『男の産後うつ』になったようだけど女装したら治ったみたい

自分が癒やされれば、家族も癒やされる。

私が癒やされれば、家族も癒やされる。そんな関係を模索するブログ。

子育て男性が、仕事の成果を落とさずに労働時間を減らすなんて無理じゃないの

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子どもちゃんを保育園に迎えにいくため、ここ2~3年は定時で会社を出ている私だけども、職場のおじさんに、

「ミナオくんは、家族サービスに熱心だね」

と言われたことがある。 

 

ん❓家族サービス❓❓

「家族サービス」って言葉は「普段は忙しいし、俺の役割じゃないんだけど、たまには妻や子どもに奉仕してやるか」みたいなニュアンスがあるじゃない❓

 

私にとっての保育園のお迎えは、日々の私の役割なのだけども、どうも職場では「家族サービス」と認識されているようなんだよね。

わかる❓このモヤモヤ感❓😅

 

 

平成の世でも「男は仕事、女は家庭」が続いてきた

保育園のお迎えを「家族サービス」と言われたけど、別にそれを批判するつもりもないし、端から職場の理解なんてものも期待していない😓

 

でも、こういうおじさんは、まだまだ世の職場にたくさんいるんだろうな……と想像すしてしまうデータを最近見てしまった。

  

toyokeizai.net

 

一言で言うと、女性が出産後も働き続けるという傾向(出産退職しない傾向)は、実は2010年以降になってようやく増えてきたというデータ。

増えてきたといっても、出産後も働き続ける(出産退職しない)女性は、まだ全体の4割弱でもあるのだそうだ。

(根拠は引用記事を見てね❤)

 

経営者や管理職の「男の家事・育児参画」に対する意識はかなり低いはず

データ上、出産後も働き続ける女性は、2010年頃からようやく増え始めたばかり。

となると、もう何十年も組織に浸かっているおじさん経営者や管理職は

「女性は出産したら退職するのが当たり前」

「男性は働き方を変えずに定年まで勤め上げるのが当たり前」

という価値観を、今でも強く持っていると容易に想像できる。

こういう人たちが、会社の舵取りをする中心人物だから厄介なのよね。

 

何十年も「常識」として認知してきた性別役割分業意識を、当事者でもない人が急に変えられるわけはないよね。

今は「イクボス研修」なんてのしている団体もあるけれども、研修やるくらいで年配のおじさんの意識が変われば苦労はしないのよ💦

 

経営者・管理職の意識は当分変わらないという前提で、男性の家事・育児参画を議論しなければならないと思う。

 

仕事の成果を落とさずに労働時間を減らすことはできるか

 

記事中には、上司から半ば脅されて、成果を落とさずに労働時間を減らすことを求められた男性の事例が書かれていた。

その事例に対して、筆者(田中俊之准教授)の意見はこうだ。

  

確かに世間では、「子育てを経験して、効率的に仕事ができるようになり、以前よりも生産性が上がりました」と涼しげな表情で語るイクメン像が流布しています。ですが、普通の父親、イクメンになぞらえて言うならば、「フツメン」にこうした働き方ができるとは思えません。

 

まあ、労働時間を減らしながら仕事の成果も落とさないというのは、個人事業主でもない限り、普通の人にはかなり難しいだろうなと思う。

 

家事・育児への参画が必要な父親は、年齢的には20~30代がボリュームゾーン。

この世代は組織の中ではまだ若く、自律的な働き方をできる権限を与えられていない人がほとんど。

自分で仕事のやり方を大きく変える権限もなければ、仕事量をコントロールする権限もない。

言われたことを言われたとおりにやることが求められる。

そんな中でできる効率化なんて、たかが知れているんじゃないかな。

 

意識が変わらない職場の中で、父親はどうすればいいか

この記事では「それでも職場の意識を変える働きかけをしなければならない」というのが結論になっている。

確かにそれは必要だとは思うけど、即効性は期待できないよね。

 

私は、家事・育児を行う男性の精神的ケアが必要だと思う。

子育て世代の男性全てが、私のように「会社の評価が下がっても家事・育児を優先する」と割り切れるわけではない。

事例の男性のように、家事・育児のために早く帰ることは、出世レースから降りることをほのめかされるかもしれないしね。

「あいつだけ早く帰りやがって」と言われ、社内で孤立するかもしれないし、私のように、家族サービス扱いされ、誰もその苦労を理解してくれないかもしれない。

 

そんなジレンマや孤独や不安に寄り添ってくれる人が伴走しなければ、負担だけが増えていき、結果的に男の産後うつになる人が増えるんじゃないかな、と思う。

(その伴走者は、 第三者であるカウンセラーが適任ではないかとも思う)

 

平成も終わろうとしているけれども、男の家事・育児参画への道は、まだまだ険しいと思う。

 

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