日産のミニバンから自分に合った1台を見つけよう！サイズ・価格・燃費・維持費を徹底比較！
ブックマーク日産のミニバンラインナップ
デイズルークス
2014年2月発売開始。「デイズルークス」は三菱自動車との合弁事業、NMKVにより生み出された軽のスーパーハイトワゴンです。軽自動車とは思えない広い室内空間、充実した装備が人気です。
他社とは異なり、ターボ車は「カスタム」ではなく日産エアロミニバン伝統の「ハイウェイスター」を名乗ります。
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ラフェスタハイウェイスター
2011年6月販売開始。「ラフェスタハイウェイスター」のベースはマツダ「プレマシー」でいわゆるOEM車ですが、各部に日産独自のデザインが施され差別化が図られています。背が低いタイプのミニバンとしては珍しくスライドドアを採用しているのが特長です。三列目は正直言って狭く、緊急用の粋を出ないためステーションワゴン的な用途の方が合っているでしょう。マツダはベースになった「プレマシー」の次期モデルの開発を行わない方針のため、今後のモデルチェンジについては不透明な状況です。
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セレナ
2016年8月販売開始。「セレナ」は今や日産の国内での屋台骨と言っても良い５ナンバーサイズのミニバンで、好調なセールスを記録しています。「セレナ」としては今回で5代目となります。車体についてはほぼ先代のキャリーオーバーですが、狭い場所で開閉可能なバックドアなど使い勝手は大幅に向上しています。また、自動運転化技術「プロパイロット」をいち早く採用したことでも話題となりました。
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エルグランド
2016年8月販売開始。元祖ラクジュアリーな大型ミニバン、「エルグランド」も現行型は３代目になります。これまでに比べ低床・低重心のボディを採用してサイズを感じさせない走りの良さを実現していますが、強力なライバルの登場とデビューから時間が経過したことから販売面では苦戦しています。
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NV200 バネット
2009年5月販売開始。「NV200バネット」には商用４ナンバー仕様と5ナンバーサイズ７人乗り仕様が用意されています。ただし変速機が5MTと４ATしか用意されないなど、メインは商用車です。三菱自動車へもOEM供給（「デリカD：3」）を行っている他、電気自動車仕様（「e-NV200」）もあります。
NV350 キャラバン
2012年6月販売開始。「NV350」はトヨタ「ハイエース」とともに日本での商用車の草分け的存在であり、現行車で5代目となります。長い歴史を持ち、もともと「エルグランド」も初代は「キャラバン（ホーミー）・エルグランド」と名付けられていたように「キャラバン」の派生モデルでした。豪華なミニバンとは一線を画し、プロの道具的な質実剛健さが売りです。
サイズ
一番車高が低い「ラフェスタハイウェイスター」でも車高が1.6m以上あるので機械式パーキングはどれも厳しそうです。また、デイズルークスからサイズアップして５ナンバーサイズの三列シートのミニバンを買おうと思ったら、次はいきなり「セレナ」もしくは「NV200」になってしまいます。他社で言えば「フリード」や「シエンタ」サイズのミニバンがあれば、というところでしょう。
| 「デイズルークス」 | 全長3395mm×全幅1475mmx全高1775mm |
|---|---|
| 「ラフェスタハイウェイスター」 | 全長4615mmx全幅1750mmx全高1615mm |
| 「セレナ」 | 全長4770mmx全幅1695(1740)mmx全高1875mm |
| 「エルグランド」 | 全長4915mmx全幅1850mmx全高1805mm |
| 「NV200 バネット」 | 全長4400mmx全幅1695mmx全高1850mm |
| 「NV350 キャラバン」 | 全長4830mmx全幅1820mmx全高1990mm |
販売価格
価格帯で見るとモデル同士の食い合いはない印象です。サイズ的にに近いのは同じ5ナンバーサイズ7人乗りの「セレナ」と「NV200バネット」ですが価格帯はきれいに分かれています。商用メインの「NV200バネット」にわざわざ乗用バージョンを設けた意図は価格面でラインナップの穴を埋める意図もあるのでしょう。
| 「デイズルークス」 | 130万6800円〜203万7960円 |
|---|---|
| 「ラフェスタハイウェイスター」 | 230万3640円〜270万円 |
| 「セレナ」 | 243万5400円〜318万2760円 |
| 「エルグランド」 | 321万3000円〜806万7600円 |
| 「NV200 バネット」 | 173万4480円〜233万1720円 |
| 「NV350 キャラバン」 | 194万8320円〜399万3840円 |
燃費性能
他社のミニバンがハイブリッドバージョンを用意して低燃費をアピールしているのに比べると少々厳しいデータです。「NV200 バネット」の電気自動車版、「e-NV200」を選べばもちろんガソリン代はかかりませんが、航続距離が短く、自宅に充電設備がないとなかなか購入に踏み切れないでしょう。
| 「デイズルークス」 | 22.2〜22.0km/L/td> |
|---|---|
| 「ラフェスタハイウェイスター」 | 16.2〜10.6km/L |
| 「セレナ」 | 17.2〜15.0km/L |
| 「エルグランド」 | 10.8〜9.0km/L |
| 「NV200 バネット」 | 14.0〜12.8km/L |
| 「NV350 キャラバン」 | 12.4〜8.5km/L |
維持費
購入後、1年間でかかる税金及びガソリン代にどれぐらいかかるのかを計算してみました。年間の走行距離は8,000km、ガソリン代はレギュラーガソリン１L＝145円、ハイオク1L＝155円及び軽油1L＝110円（いずれも消費税込み）で計算しています。この他にも自動車保険や、人によっては駐車場代などが必要になります。
| 「デイズルークス」 | 104956円（自動車税10800円＋燃料費94156円） |
|---|---|
| 「デイズルークス（ターボ）」 | 104108円（自動車税10800円＋燃料費93308円） |
| 「ラフェスタハイウェイスター」 | 167366円（自動車税39500円＋燃料費127866円） |
| 「セレナ」 | 159932円（自動車税39500円＋燃料費120432円） |
| 「エルグランド(2.5L)」 | 236799円（自動車税45000円＋燃料費191799円） |
| 「エルグランド(3.5L)」 | 293562円（自動車税58000円＋燃料費235562円） |
| 「NV200 バネット」 | 187459円（自動車税39500円＋燃料費147959円） |
| 「NV350 キャラバン(ガソリン2L)」 | 248735円（自動車税39500円＋燃料費209235円） |
| 「NV350 キャラバン(ディーゼル)」 | 173806円（自動車税45000円＋燃料費128806円） |
「NV350 キャラバン」ディーゼルターボ仕様は、下のクラスである「NV200バネット」よりも良く、「セレナ」や「ラフェスタハイウェイスター」に近いレベルです。距離を走る方はさらにトータルの維持費が安くなるので、逆転される可能性もあります。「エルグランド」の3.5Lは燃費が悪いことに加えてハイオク仕様、そして自動車税が高いという三重苦です。いくら「エルグランド」が気に入った方でもさすがに躊躇してしまうのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。日産ミニバンのラインナップを見ていると、モデルライフが長期化して商品力が落ちているモデルが多いことと、「シエンタ」や「フリード」といった今や売れ筋のコンパクトミニバンが欠けているという２点が気になります。特にコンパクトミニバンについては、せっかく２代目「キューブ」で「キューブキュービック」という三列シート車を用意していたにも関わらずモデルチェンジの際に廃止してしまったのが残念です。「キューブ」もフルモデルチェンジの噂が出てきているので、その際に3列シート車の復活はあり得るのでしょうか。「ノートe-power」の大ヒットもあり、e-powerプラス三列シートのコンパクトミニバンへのニーズは高そうなので、今後の動向に注目していきたいですね。
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