F1カナダGP 予選:ルイス・ハミルトンがセナに並ぶ65回目のポール
2017年6月11日
気温22.3℃、路面温度44.2℃のドライコンディションで予選はスタート。ここまでの週末と同じフェラーリ対メルセデスのトップ争いとなった。
ポールポジションを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。サーキットのコースレコードを更新する1分11秒459を記録。通算65回目のポールポジション獲得となり、アイルトン・セナの獲得数と並んで歴代2位に躍り出た。カナダでは3年連続6回目のポールとなる。
セッション後、記録を称え、セナのファミリーから、アイルトン・セナが1987年にキャメル・ロータス・ホンダ時代に実際にレースで使用したヘルメットがハミルトンに贈呈された。
2番手には0.330秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続き、フロントローを獲得。3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続き、2列目に並ぶ。
マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが12番手、ストフェル・バンドーンが16番手で予選を終えた。
F1カナダGP 決勝は、11日(日)の27時(現地時間14時)からスタートする。
2017年 第7戦 F1カナダGP 予選結果
| 順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分12秒692 | 1分12秒496 | 1分11秒791 |
| 2 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分13秒046 | 1分12秒749 | 1分11秒789 |
| 3 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分12秒685 | 1分12秒563 | 1分12秒177 |
| 4 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1分13秒548 | 1分12秒580 | 1分12秒252 |
| 5 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分13秒177 | 1分12秒751 | 1分12秒403 |
| 6 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1分13秒543 | 1分12秒810 | 1分12秒557 |
| 7 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 1分13秒435 | 1分13秒012 | 1分12秒858 |
| 8 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1分13秒470 | 1分13秒262 | 1分13秒018 |
| 9 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1分13秒520 | 1分13秒320 | 1分13秒135 |
| 10 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分13秒804 | 1分13秒406 | 1分13秒271 |
| 11 | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ | 1分13秒802 | 1分13秒690 | |
| 12 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1分13秒669 | 1分13秒693 | |
| 13 | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ | 1分14秒051 | 1分13秒759 | |
| 14 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分13秒780 | 1分13秒839 | |
| 15 | ジョリオン・パーマー | ルノー | 1分13秒990 | 1分14秒293 | |
| 16 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | 1分14秒182 | ||
| 17 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1分14秒209 | ||
| 18 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分14秒318 | ||
| 19 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1分14秒495 | ||
| 20 | パスカル・ウェーレイン | ザウバー | 1分14秒810 |
【Q1】
トロ・ロッソ勢のサインツ、クビアトの順で最初にコースイン。フェラーリ勢のみスーパーソフトでアタック。それ以外はウルトラソフトで周回を重ねる。終了間際にパスカル・ウェーレイン(ザウバー)がクラッシュしてイエローフラッグが提示。最後のアタックを狙っていたドライバーはタイムを更新できないままセッションは終了した。
Q1はウルトラソフトを履いたバルテリ・ボッタスがトップ、ルイス・ハミルトンが2番手で通過。フェラーリ勢はスーパーソフトで難なく突破。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は10番手タイムでQ2に進出した。
Q1脱落は、16.ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)、17.ランス・ストロール(ウィリアムズ)、18.ケビン・マグヌッセン、19.マーカス・エリクストン、20.パスカル・ウェーレイン。
【Q2】
Q2ではフェラーリ勢もウルトラソフトを投入。まずはルイス・ハミルトンが最初のアタックで今週末のベストタイムとなる1分12秒496をマーク。フェルナンド・アロンソは全車のなかで最後にアタックに出てクリーンエアを得られるも1回目の走行では13番手タイムに終わる。
Q2でもハミルトン、ボッタスの順でメルセデスが1-2。0.067秒差でキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。
終了間際にはダニール・クビアトがウォールにヒットして右リアタイヤをパンクさせて11番手。以下、12.フェルナンド・アロンソ、13.カルロス・サインツ、14.ロマン・グロージャン(ハース)、15.ジョリオン・パーマー(ルノー)が敗退となった。
Q2敗退となったアロンソだが、ガレージでは笑顔を見せていたのが印象的だった。ここまででザウバー、ハース、マクラーレン・ホンダ、トロ・ロッソが姿を消した。
【Q3】
ルイス・ハミルトンが1回目のアタックで今週末の最速タイムとなる1分11秒791を記録。セバスチャン・ベッテルも11秒台に入れるが0.004秒届かない。
2日目のアタックではルイス・ハミルトンがさらにタイムを更新。1分11秒459でコースレコードを更新。他を寄せつけず、ポールポジションを獲得した。
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