F1カナダGP ルイス・ハミルトン アイルトン・セナ
2017年 フォーミュラ1 第7戦 カナダGPの予選が10日(土)、モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がコースレコードを更新して通算65回目のポールポジションを獲得。アイルトン・セナの獲得数に並んだ。

気温22.3℃、路面温度44.2℃のドライコンディションで予選はスタート。ここまでの週末と同じフェラーリ対メルセデスのトップ争いとなった。

ポールポジションを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。サーキットのコースレコードを更新する1分11秒459を記録。通算65回目のポールポジション獲得となり、アイルトン・セナの獲得数と並んで歴代2位に躍り出た。カナダでは3年連続6回目のポールとなる。

セッション後、記録を称え、セナのファミリーから、アイルトン・セナが1987年にキャメル・ロータス・ホンダ時代に実際にレースで使用したヘルメットがハミルトンに贈呈された。

ルイス・ハミルトンルイス・ハミルトン「身震いしているよ。多くの人にとってアイルトンはお気に入りのドライバーだった。僕もそうだった。これを受け取り、彼に並んだことは本当に名誉なことだ」

2番手には0.330秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続き、フロントローを獲得。3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続き、2列目に並ぶ。

マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが12番手、ストフェル・バンドーンが16番手で予選を終えた。

F1カナダGP 決勝は、11日(日)の27時(現地時間14時)からスタートする。

2017年 第7戦 F1カナダGP 予選結果

順位ドライバーチームQ1Q2Q3
1ルイス・ハミルトンメルセデス1分12秒6921分12秒4961分11秒791
2セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分13秒0461分12秒7491分11秒789
3バルテリ・ボッタスメルセデス1分12秒6851分12秒5631分12秒177
4キミ・ライコネンフェラーリ1分13秒5481分12秒5801分12秒252
5マックス・フェルスタッペンレッドブル1分13秒1771分12秒7511分12秒403
6ダニエル・リカルドレッドブル1分13秒5431分12秒8101分12秒557
7フェリペ・マッサウィリアムズ1分13秒4351分13秒0121分12秒858
8セルジオ・ペレスフォース・インディア1分13秒4701分13秒2621分13秒018
9エステバン・オコンフォース・インディア1分13秒5201分13秒3201分13秒135
10ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分13秒8041分13秒4061分13秒271
11ダニール・クビアトトロ・ロッソ1分13秒8021分13秒690 
12フェルナンド・アロンソマクラーレン1分13秒6691分13秒693 
13カルロス・サインツトロ・ロッソ1分14秒0511分13秒759 
14ロマン・グロージャンハース1分13秒7801分13秒839 
15ジョリオン・パーマールノー1分13秒9901分14秒293 
16ストフェル・バンドーンマクラーレン1分14秒182  
17ランス・ストロールウィリアムズ1分14秒209  
18ケビン・マグヌッセンハース1分14秒318  
19マーカス・エリクソンザウバー1分14秒495  
20パスカル・ウェーレインザウバー1分14秒810  


【Q1】
トロ・ロッソ勢のサインツ、クビアトの順で最初にコースイン。フェラーリ勢のみスーパーソフトでアタック。それ以外はウルトラソフトで周回を重ねる。終了間際にパスカル・ウェーレイン(ザウバー)がクラッシュしてイエローフラッグが提示。最後のアタックを狙っていたドライバーはタイムを更新できないままセッションは終了した。

Q1はウルトラソフトを履いたバルテリ・ボッタスがトップ、ルイス・ハミルトンが2番手で通過。フェラーリ勢はスーパーソフトで難なく突破。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は10番手タイムでQ2に進出した。

Q1脱落は、16.ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)、17.ランス・ストロール(ウィリアムズ)、18.ケビン・マグヌッセン、19.マーカス・エリクストン、20.パスカル・ウェーレイン。

【Q2】
Q2ではフェラーリ勢もウルトラソフトを投入。まずはルイス・ハミルトンが最初のアタックで今週末のベストタイムとなる1分12秒496をマーク。フェルナンド・アロンソは全車のなかで最後にアタックに出てクリーンエアを得られるも1回目の走行では13番手タイムに終わる。

Q2でもハミルトン、ボッタスの順でメルセデスが1-2。0.067秒差でキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。

終了間際にはダニール・クビアトがウォールにヒットして右リアタイヤをパンクさせて11番手。以下、12.フェルナンド・アロンソ、13.カルロス・サインツ、14.ロマン・グロージャン(ハース)、15.ジョリオン・パーマー(ルノー)が敗退となった。
Q2敗退となったアロンソだが、ガレージでは笑顔を見せていたのが印象的だった。ここまででザウバー、ハース、マクラーレン・ホンダ、トロ・ロッソが姿を消した。

【Q3】
ルイス・ハミルトンが1回目のアタックで今週末の最速タイムとなる1分11秒791を記録。セバスチャン・ベッテルも11秒台に入れるが0.004秒届かない。

2日目のアタックではルイス・ハミルトンがさらにタイムを更新。1分11秒459でコースレコードを更新。他を寄せつけず、ポールポジションを獲得した。

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カテゴリー: F1レース結果 | F1カナダGP