クルマが宙を舞って原因は中央分離帯の管理ミスか?

・追記 時間の経過と共にたくさんの状況が出てきた。下の写真は対向車線側の中央分離帯。普通、中央分離帯は平坦になっていないとならない。けれど事故区間を見ると、中央に行くにしたがって盛り上がっている。ここにクルマが飛び込めばジャンプ台のようになってしまうことだろう。

対向車線の中央分離帯
対向車線の中央分離帯

なんでこういった構造になってしまったのか全く理解出来ない。中央分離帯の土盛りにワダチがあって飛び出していれば道路管理者側の大きなミスだと思う。今回はバス側に死者出なかったものの、当たったのが乗用車などなら厳しい状況になっていたと思う。全国の高速道路の早急な見直しが必要だ。

-------------------------

本日朝に東名道で発生したバスと乗用車の事故、今まで見たこと無い形態である。様々な情報を集めると、どうやら対向車が宙に舞い、走行中のバスの上に落ちてきたようだ。車両は原型を留めていないほどのダメージ。ルーフ側からバスに落ちたようだ。

気になるのは、乗用車がバスの屋根の高さまで飛んだ原因である。中央分離帯に当たって4m以上飛び上がったケースなど聞いたことない。レース車両ならスピンして空力的に離陸することだってあり得る。車重より大きな下向きの力を生む車体構造なら、バックすると浮く。

公開されたドライブレコーダーの画像
公開されたドライブレコーダーの画像

けれど空力付加物の無い乗用車の場合、下向きの力無し。どんな角度になっても浮かない。極端なことを書くとジャンプ台が必要だ。公開されたドライブレコーダーの動画を見ても、飛ぶ理由は推測出来なかった。中央分離帯に当たらず、上を飛び越えているように見える。

また、宙に浮く車両を見るとフロントバンパーなどに損傷ない。手前に見えている中央分離帯の構造と、対向車線の構造は同じ。もし分離帯に当たっていればバンパーが壊れているハズである。加えて中央分離帯の内側にある段差は、車両を4m以上の高さまで飛ばすほど高くない。また、他の車両と接触したような形跡も無し。

考えられる可能性としては強固な落下物を踏んだことくらいか? 今回の事故、徹底的に原因を追及し、道路や車両構造で対応出来るなら再発防止策を打たなければならない。本当に中央分離帯が原因だったなら、同じ構造の区間を全て対策するべきである。新しい情報入り次第、追記します。