中3棋士 藤井四段が25連勝 歴代単独2位に

中3棋士 藤井四段が25連勝 歴代単独2位に
k10011013601_201706102304_201706102306.mp4
史上最年少で将棋のプロ棋士となり、その後、公式戦で一度も負けていない中学3年生の藤井聡太四段が、10日行われたトーナメント戦の対局で2連勝し、デビュー戦からの連勝記録を歴代単独2位となる「25」に伸ばしました。
将棋の藤井聡太四段は、去年10月に史上最年少の14歳2か月でプロ棋士となったあと公式戦で一度も負けることなく23連勝し、デビュー戦からの連勝記録の更新を続けています。

藤井四段は10日、東京の将棋会館で、今期から新たにタイトル戦に加わった「叡王戦」の予選トーナメントに臨み、初戦で梶浦宏孝四段(21)を破ったあと、10日午後7時から、都成竜馬四段(27)との2回戦に臨みました。

対局は、終始、的確な指し回しを見せた藤井四段が優勢に進める展開となり、都成四段も最後まで粘りを見せましたが、午後9時31分、108手までで都成四段が投了しました。10日に2連勝した藤井四段は、デビュー戦から続いている連勝記録を「25」に伸ばしました。

日本将棋連盟によりますと、これまでの連勝記録は、神谷広志八段が30年前の昭和62年に成し遂げた28連勝が最高で、25連勝は丸山忠久九段の24連勝を上回り、歴代単独2位となります。

藤井四段は対局のあと、「歴代単独2位まで来られたことは、本当に幸運に感じていますし、とてもうれしく思っています。28連勝はまだまだ遠いと思っているので、まずは一局一局を指していきたいです」と話していました。