始まりのお話〜AIについて学びたいのでアトムをつくることにした
百聞は一見に如かず、百見は一考に如かず、百考は一行に如かず。一行としてアトムを作ることにした。子どもたちと遊びながら。
mroreself.hatenablog.com
前回のお話〜第2号 お腹側作るの巻
第2号を作成した。子どもたちは胴体のお腹側といういかにも仕掛かり感満載の制作に終わり、不完全燃焼。背中側早くつくろうよぉー!といった具合。
mroreself.hatenablog.com
今回のお話〜第3号 背中側作るの巻
朝早起きして第3号を子どもたちとしたので、その記録。これでチェックスタンドの胴体全部できるのかな。と思いきや、まだだった。。
今号のコンテンツ紹介
冊子
今号はアトム関連の技術情報がメイン記事。
目次
- 1. 教えて!開発メン!ATOMのなかの"最先端"ってなんですか?
- 2. 松尾先生、AIってなんですか?
- 3. 「わたし、りんなの保護者です」
- 4. ATOMまでのロボティクス100年史
- 5. 組み立てガイド〜チェックスタンドの胸後部にテスト基板用プレートをとりつける
- 6. 世界のロボット図鑑
1.の「教えて!開発メン!ATOMのなかの"最先端"ってなんですか?」が勉強になった。子どもたちはさっぱりだったけど笑
ATOMのなかの"最先端"
記事の中で覚えておきたいことメモ。
- フロントエンドAIの最先端
- 人間の目から見て自然なコミュニケーション行動を実現するもの
- インターネット上のAIだと反応に2-4秒かかってしまうが、アトムは目を合わせて即座に応答することを可能になっている
- 人間がコミュニケーション時に無意識に行なっている行動を解析した上で、学習させている
- 相手が顔を動かしたら目線で追う
- 別の方を向いていたら話しかけるのをやめる 等
- 画像処理の要素技術を複合して、空間を3Dマッピングして相手との距離感を認識している(ポスターの動かない顔は人と認識しない)
- クラウドAIの最先端
- フロントエンドAIでわからない言葉だと分析した場合に、クラウドAIに移行しユーザからの発話をテキストで自然対話PF(Docomoのしゃべってコンシェルのノウハウを活用)に渡す
- 自然対話PFは、大きく分けると、「シナリオ対話」「雑談対話」「意図解釈」「知識Q&A」で構成
- いままでのシナリオ対話は1対1の会話が前提だったが、家族の一員として家族全員と会話をするため、一人一人との会話を記憶する機能を持ってる
- 自然対話PFでは文章の意図を汲み取り、家族共通の話題や個人の記憶を活かして応答
- 必要に応じ、外部コンテンツに連携し情報を提供
- 自然対話PFの中には、「キャラクター変換」という文章の語尾を変更し、特定の話し方をする機能が実装されている
- アトムのキャラクターを覚えさせるため、80年版のアニメの全シナリオからアトムの全ての台詞を用意して機械学習の教師データを作成
- アトムの話し方は普通の小学生の話し方とあまり変わらないことがわかり、話す台詞の内容や考え方を検討し学習
付録
- 科学省精密機械局 ATOM PROJECT設計図
組み立て工程
- チェックスタンドの胴体の背中側を組み立てる
- ①に②をのせる
- ①と②を⑦で4箇所ネジで止める
→③④⑤⑥⑧つかわないんかーい!!
子どもたちの反応
- これなんでつかわないのー?4号早く作ろうよー!カチテーカチテヨォォー!(幼児 兄弟)
次回予定
第4号 東部用サーボモーターにサーボホーンを取り付ける
なんかここまでプラスチックの部品みたいなものばっかりだ。第4号はモーターのみ…?
パーツたちを合体して形にする日が楽しみ。
続く