韓国 ムン大統領 北朝鮮への対応「安全保障と安全で妥協せず」
北朝鮮が8日朝、短距離の地対艦巡航ミサイルと見られる数発を日本海に向けて発射したことを受けて、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は緊急のNSC=国家安全保障会議を開き、「国家の安全保障と国民の安全について、一歩もひいたり、妥協したりはしない」と述べて、北朝鮮の挑発にきぜんとして対応する姿勢を示しました。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、北朝鮮は、東部のウォンサン(元山)から、日本時間の8日午前6時18分ごろから数分間にわたって、短距離の地対艦巡航ミサイルと見られる数発を北東方向に発射し、高度は2キロまで上昇しておよそ200キロ離れた日本海に落下しました。
これを受けて韓国のムン・ジェイン大統領は8日午後、緊急のNSC=国家安全保障会議を開きました。大統領府によりますと、ムン大統領はこの中で、「北が挑発で得るものは国際的な孤立と経済的な困難だけで、発展の機会を失うことだ」と述べ、北朝鮮を強く非難しました。
そのうえで、「国家の安全保障と国民の安全について、一歩もひいたり、妥協したりはしない」と述べ、北朝鮮の挑発にきぜんとして対応する姿勢を示しました。
ムン大統領が先月、就任して以降、北朝鮮は3回にわたって弾道ミサイルを発射しています。これに続く今回は、地対艦巡航ミサイルと見られていて、韓国軍はさまざまな種類のミサイルを発射することで技術力を誇示する狙いがあると見て警戒を強めています。
これを受けて韓国のムン・ジェイン大統領は8日午後、緊急のNSC=国家安全保障会議を開きました。大統領府によりますと、ムン大統領はこの中で、「北が挑発で得るものは国際的な孤立と経済的な困難だけで、発展の機会を失うことだ」と述べ、北朝鮮を強く非難しました。
そのうえで、「国家の安全保障と国民の安全について、一歩もひいたり、妥協したりはしない」と述べ、北朝鮮の挑発にきぜんとして対応する姿勢を示しました。
ムン大統領が先月、就任して以降、北朝鮮は3回にわたって弾道ミサイルを発射しています。これに続く今回は、地対艦巡航ミサイルと見られていて、韓国軍はさまざまな種類のミサイルを発射することで技術力を誇示する狙いがあると見て警戒を強めています。
中国外務省 各国に自制呼びかけ
北朝鮮が8日朝、東部から、短距離の地対艦巡航ミサイルと見られる数発を日本海に向けて発射したことについて、中国外務省の華春瑩報道官は、8日の記者会見で、国連安保理決議に違反するのではないかと問われたのに対し、「メディアにより、発射した物体の性質について伝え方が異なっている」と述べ、直接の言及を避けました。そのうえで「現在の情勢下では、関係各国すべてが抑制を保ち、互いを刺激して地域の緊張を高めるようなことをするべきではない」と述べ、各国に自制を呼びかけました。