この夏に公開される米林宏昌監督のアニメーション映画『メアリと魔女の花』の主題歌に、我が国が誇るファンタジック・アーティスト「SEKAI NO OWARI」の新曲『RAIN』が起用されることが決定し、ちょっとばかり世間を騒がせているので、記事にでもしてみようと思う。
- この夏の大ヒットが予想される映画『メアリと魔女の花』
- 映画の主題歌として起用される「SEKAI NO OWARI」のニュー・シングル『RAIN』
- 「米林宏昌」自ら描き上げた「セカオワ・メンバー」のイラストが公開され話題に!!
この夏の大ヒットが予想される映画『メアリと魔女の花』
この夏公開される、米林宏昌監督の長編アニメーション映画『メアリと魔女の花』については、皆様、TVや雑誌などを見て既に御存知の方も多いと思いますが、こういった機会ですので、改めて簡単に説明させてもらいましょう。
米林監督といえば、2014年まで国内アニメーションの最高峰、泣く子も笑う「スタジオ・ジブリ」在籍していたことは有名な話であり、代表作には『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』などのヒット作品があります。
そして今作『メアリと魔女の花』では、過去に「スタジオ・ジブリ」のプロデューサーを務めていた「西村義明」さんが代表を務めるアニメスタジオ「ポノック」にて、退社後初となる「米林作品」の制作が行われたのです。
旧知の中である二人のタッグという訳ですね。
今作品のあらすじは、こんな感じです。
田舎町の赤い館村に引っ越してきた11歳の少女・メアリは、森で7年に1度しか咲かない花「夜間飛行」を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の「魔女の花」だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府「エンドア大学」への入学を許可されるが、メアリがついた一つの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。メアリは、魔女の国から逃れるため「呪文の神髄」を手に入れて、すべての魔法を終わらせようとする。しかしその時、メアリはすべての力を失ってしまう。
引用URLメアリと魔女の花 - Wikipedia
声優を務める方々も、CMや朝ドラで人気の女優「杉咲花」や、シリアスからコメディ、はたまた汚れ役まで幅広くこなせる実力派俳優の「神木隆之介」、強い女の象徴として互換性のあった「江角マキコ」の失脚により、女性からの支持を統べる存在となった「天海祐希」など、ヒットを約束されたような布陣となっている。一般声優を使わない辺は、アニ豚に媚びる事のないハヤオスタイルですね。
それにしても、日本人は総じて「魔女好き」ってイメージが強く、魔女のメッカであるヨーロッパ地方の人々からすれば仰天の感覚なのではないだろうか?
本来魔女とは忌み嫌われ、不平等な裁判のもと拷問にかけられ、火に炙られる存在。駆逐の対象「巨人」と同列と言っていいだろう。
しかし、日本人は「魔女」と聞けば「ホウキで空とか飛べて楽しそう〜」的なイメージを持ちがちなのだ。「マンドラゴラ」も出てこなければ「永遠に眠りから覚めない呪い」も登場しない、何とも平和な世界観である。
そのへんに関しては、幼少期から幾度となく放映されているハヤオ先輩の名作「魔女の宅急便」があったからこそだろう。
こうして今作『メアリと魔女の花』では、我々の大好きな「魔女」と「幼女」のキラーコンテツを主軸としたファンタジックかつ壮大なスケールの作品となっているのだ。もうヒットするしかないでしょ。
そして、今作品の主題歌を務めるのが国内最高峰のファンタジックソング製造機こと「SEKAI NO OWARI」である。まさにベストマッチ。「子供に見せたい映画」の理想をこれでもかと詰め込んでいる。
映画の主題歌として起用される「SEKAI NO OWARI」のニュー・シングル『RAIN』
映画の主題歌として起用された「SEKAI NO OWARI」のニュー・シングル『RAIN』は、『メアリと魔女の花』の公開直前となる7月5日にリリースが決定している。ちなみに映画の公開は7月8日。
主題歌としての起用は昨年末頃には決まっており、実際に監督やプロデューサーとセカオワ・メンバーがミーティングを行い、楽曲制作をスタートさせたとのこと。当然、映画の世界観なども監督自らメンバーに説明しており、今作品は『メアリと魔女の花』のために制作された楽曲となっている、
セカオワの公式HPには、監督からのメッセージも掲載されている。
SEKAI NO OWARIのみなさんには絵コンテを見ていただき、
作品のことを十分にお伝えした上で主題歌を作っていただきました。
完成に至るまでは何度もやりとりしましたが、その結果すばらしい一曲が出来上がり、
映画のラストを温かくしめくくってくれました。
はじめて主題歌をエンディングにはめたものを観たとき、
暗喩を込めたフレーズのひとつひとつがスッと入ってきて胸にせまりました。
悲しみの雨は不意にやってきて僕たちを濡らしますが、
そんな中でも力強く歩いていきたいと思えるような、勇気をくれる歌です。
これは僕が「メアリと魔女の花」で表現したかったことと同じで、まさに"主題"歌です。
「RAIN」が映画と共に、観て聞いて下さった方たちの"主題"になってもらえたら、
作り手としてうれしく思います。
上記のように監督も太鼓判を押す出来となっている。残念ながらミュージックビデオなどの公開はまだされていないため、映画のトレイラームービーで一部を視聴することしかできない。
軽く聴いた感じは、「RAIN」という言葉の意味である「雨」を感じさせる「しっとりとした」進行から「やがて雨も止み、晴れ間が差し込む」ような壮大なサビへと繋がる展開が予想された。
まさに「降り止まない雨はない」というポジティブさを前面に押し出した、セカオワらしい楽曲である。
初回限定の特典は、「謎のDVD」と「謎解きDVD」の2種類があるようで、「問題」と「答え」をわけた内容になっているのでだろうか?さらに通常版を含めるとパッケージは3種類もあり、音楽業界の「取れるところからはシビアに取る」スタイルが見事に滲み出ている。ファンなら買っちゃうよね・・・。
【早期購入特典あり】RAIN (初回生産限定盤A)(CD+DVD)(オリジナルステッカー付)
- アーティスト: SEKAI NO OWARI
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2017/07/05
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「米林宏昌」自ら描き上げた「セカオワ・メンバー」のイラストが公開され話題に!!
そして今作品では、なんと米林監督が描いたセカオワ・メンバーのイラストがジャケットにされているのだ。
ナカジンは相変わらず好青年のイケメン風、魔女っ子サオリも悪くはない。もう少し色っぽさがあっても良かったのかな?
フカセに関しては、線の細い儚い感じはしっかりと再現されているし、物語のキーアイテム「夜間飛行」を手に持っている特別待遇!!
そして1番右のピエロマスクは、きっと今回の映画の悪役キャラですね。壮大な映画には、やっぱり魅力ある悪役が必要です。ピエロってわかりやすく怖いですもんね。
今作品の世界観を意識した「SEKAI NO OWARI」の「RAIN」については、機会があったらレビューでもしようと思います。『メアリと魔女の花』は8割の確率で見に行くかな。それではさようなら。
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